面談を多くしていると様々な部下のライフイベントに向き合います
結婚や出産というおめでたいこともあれば・・・
肉親の不慮の死などの悲しいできこともあります。
そんな際に上司としてまたは面談者としてどのような対応をすれば良いのでしょうか?
今日は以前質問がありましたのでその回答として載せておきます。
【女性の20歳の部下が1週間ほど休みをくださいと言ってきました。
簡単に1週間の休みなど有給があると言ってもすぐに与えることもできないので、理由を聞きました。
本人から予定外の妊娠で堕胎することにしました。とつげれられました。どのような対応をすればよかったのでしょうか?】
若い方の多い職場などでこのような相談を受けることがあります。
飲食店や美容系の職種など若い方が中心となって多く働いている職場の経験がある方なら1度や2度経験したことがあるかもしれません。
さてこのような時にどのような対応をするのが良いのでしょうか?
正直この問題に正解というものはないかもしれません。
しかし一番にこの時に考えて欲しいのは・・・
このことを報告した女性の気持ちです。
どのような気持ちでこのような休みの希望を言っているのでしょうか?
上司であるあなたと仲が良い悪いに関係なく
堕胎のため休みが欲しいと言っているこの女性の気持ちを1番に考えてみてください。
どんな気持ちなのでしょうか?
あっけらかんと言っている方たいたとしても・・・
おそらく喜んでいる方は皆無でしょう・・・
不安に押しつぶされているのかもしれません。
どうして?と怒りが渦巻いているのかもしれません。
本当は助けて欲しいと思っているのかもしれません。
本当の気持ちは本人しかわかりません。
ではどのような対応が良いのでしょうか?
妊娠を面談中に告げられたらどうする?
では具体的にどのような対応が良いのか?
いくつかお伝えしていきます。
絶対条件:寄り添う
まず必ずこのような際に相手に寄り添うことが大事です
精神的に参っていないのか?
という心配です。
まずはこちらが心配しているとお伝えください
おそらくこのようなことを伝えることは本人の本意ではないと思います。
しかし業務に支障が出ると感じお伝えしていると推測されます。
ですからまずは相手に寄り添うことが大事になります。
自分の意見や考えを伝えるのはまずは置いておいて
まず相手の心の状態について寄り添っていきます。
具体的には
「私は今すごく心配している。大丈夫?」
とお伝えください。
相手のことをとやかく言うのではなく
心配していることを示すこと相手のことを考えいていることをお伝えください。
このようのにお伝えすると
大丈夫だろうと、大丈夫でなかろうと
本人は「大丈夫です」とほぼ返してきます。
相手の方との関係性にもよりますが、
この「大丈夫です」という言葉を引き出すことがまず大事です。
おそらく堕胎するまでに多くの葛藤や悩みがあったと思います
しかし今この時点では完全ではないですが・・・
気持ちの整理はできている状態です。
ですから「大丈夫」という言葉をまずは引き出すことが大事です。
この言葉を自分自身だ再度口に出すことで、
「うんうん私は大丈夫」
と思うようになるのです。
本当に大丈夫なのかは正直本人しか分かりません。
上司や面談者にとって相手は大事な部下であり、仲間であります。
相手が決めたことをあれこれと非難やアドバイスなどをするのではなく、
受け入れてあげてください。
いろいろな感情が面談者であるあなたも渦巻くでしょうが・・・
まとめ
正直私も経験が3度ほどあります。
このような際に色々なことが頭によぎります。
「勤務的にきついな・・・」
「今なのか・・・」
「皆にどう説明しよう」
などなど面談者には多くのことが頭をよぎります。
しかし、まずは自分のことや会社のことは少し横に置いておいて
相談者に寄り添ってあげてください。
相手は今本当に精神的に追い込まれています。
ですのでここは寄り添ってあげてください
邪な考え方かもしれませんが
寄り添っていることが相談者に伝わったなら
あなたがもし本当に困った時など
今回のことを思い出してくれて一緒に頑張ってくれるかもしれません。
いろいろな考え方があるお題だと思いますが・・・
専門家として1つの考え方を今回は示してみました。
参考になれば幸いです
女性だけでなく、部下にとっての面談とはどのような面談が良いのでしょうか?
面談をするにあたって良い面談悪い面談の違いを理解しておくことが必要です。
良い面談悪い面談の例を部下の立場でまとめておりますので、興味のある方はこちらの記事もご覧ください。