今日は自転車通勤推進企業について解説していきます。
まあ文字の通りなんですが
自転車の通勤を推奨している企業のことです。
どうして今この自転車通勤を推奨している企業がピックアップしているかと言いますと
実は国が推奨しているからです。
国土交通省が次のようなものを発表したからです
自転車通勤を推進する企業・団体の認証制度を創設します!
~「『自転車通勤推進企業』宣言プロジェクト」が始まります~
と令和2年4月3日に発表しました
まあこれは自転車通勤を推奨している企業を簡単にいえば国がお墨付きを持って、ちょっと褒めてやるぞ〜的な扱いのものです。
国土交通省的にはメリットを3つあげていますのでその内容を見ていきましょう
認定自転車通勤推進企業の3つのメリット
・自転車活用推進本部長が優良企業を表彰
・公式WEBサイト等での優良企業の紹介
・認定ロゴマークの使用権限の付与
以上が3つのメリットですよ〜となっておりますが・・・
正直この3つを見て・・・
う〜んという感じがしますね
同じような認定制度としてパッと頭に浮かぶのが
「子育てサポート企業認定」くるみん・プラチナくるみん認定
です。
これは個人的にも採用にも、会社の広報としても結構メリットあると感じます
特に大きいのが女性採用における際には大きなメリットとして人事部なども大きく宣伝する感じです
この自転車版的な考えなのでしょうが・・・
そもそも「自転車通勤を推進している企業」だからなんなの?
というのは率直な気持ちなのではないでしょうか?
まあもう少し自転車通勤推進企業のことを調べていくと
実はアメリカやヨーロッパにも同じような認定制度があったのです
アメリカ版自転車通勤推進起用
Bicycle Friendly Business Programというものです
主体は全米サイクリスト同盟 (League of American Bicyclists)となっています
目的としては全ての人にとってサイクリングを実質的な交通手段 およびレクリエーションの選択肢とする。
創設時期は2008年と比較的最近ですね
認定企業数としては1,250の企業(2018年8月現在)となっていますが、この数が多いのか少ないのかは議論を呼ぶところですね。
認定期間 4年間として事業が著しく変化した場合、4年未満でも更新可能らしいです
認定のメリットとしてはいくつか上がっています。ロードマップの提供や実践的支援(研修等)、表彰 ・ベストプラクティスとしての信頼を得られるとなっています。
正直国が仲の良い企業にちょっと認定受けてよ〜的な感じで取らせた感は否めませんよね
温暖化対策に積極的ではないアメリカがなぜ?という感じも受けないでもないですが・・・
いろいろな複合的な要因があったか?全米サイクリスト同盟が上手にやったかなのかな?と思ったりしなくもありませんが・・・
個人的には広がるかどうかは微妙なところだろうなと思います。
実際アメリカでもそんなに広がっている感じはしませんし・・・
自転車通勤をできる方というのも限界があるでしょう
健康のことを考えるなら「自転車」に限定する感じも微妙ですし・・・
別にこれが自転車でなく、「ウォーキング通勤推進企業」みたいな架空の団体でもまあある感じもしなくはないですね
自転車通勤推進企業のまとめ
国土省が令和2年4月3日に発表しました
メリットしては3つ
・自転車活用推進本部長が優良企業を表彰
・公式WEBサイト等での優良企業の紹介
・認定ロゴマークの使用権限の付与
コロナの最中の発表が良かったのか?悪かったのか?は今後に期待ですね