職場で面談する際に、目標設定の話になります。
上司として適切な目標を持って働いて欲しいと多くの方が思うでしょう
しかし、部下が適切な目標を作らない場合はどうしたらよいのでしょうか?
今日は部下が適切な目標を作らない場合の対処法を考えていきましょう!
そもそも目標とは何なのか?
という点が部下と上司はずれが生じています。
部下にとっての目標
部下にしてみれば・・・
目標とは必ず達成しなければいけないもの
という意識が強いです。
これは部下の立場に立って考えれば当然かもしれません。
もし評価制度がある会社でしたなら自身の給与にも関係します。
変に自信満々に高い目標値を立て、未達成に終われば評価も下がります。
リスクを考えれば、達成できそうであろうな〜という目標を立てる方が良いのです。
また部下は高めの目標を達成したら次回それよりも目標を下げることを上司や会社が納得するわけない
という考えも持っていたりします。
ですから当然部下としての目標は「なるべく達成しやすい結果」となるのです。
では上司にとって部下の目標とはどのようなものでしょうか?
上司にとっての部下の目標
上司にとっての部下の目標はまた部下の目標と意味合いがちょっと違います。
上司にとっての部下の目標は高くあって欲しいのです。
上司の役割としてその部署もしくは組織の業績アップです。
ですので全員がもし前期と同じ目標であったなら
組織や部署の業績アップはないということになります。
現状維持!これは上司としての能力を問われかねないのです。
上の目標を目指して結果現状維持なら多くの方が納得します。
しかし最初の目標から現状維持が目標だったなら
そりゃそうだろうよ!
となって上司の手腕を疑われかねません。
それゆえにどうしても上司としてh現状よりも上の目標設定をして欲しいのです。
上司としての部下の目標は上司としての手腕になるのです。
この部下にとっての目標と上司としての目標のずれが生じてしまい。
部下にしてみれば無茶難題の目標を設定させられそうになるという危惧があり、
上司としては現状維持をしようとする部下をどうするのか?
というお互いの思惑がずれてしまっているのです。
ではどうすればよいのでしょうか?
いろいろな方策があると思いますが・・・
私としてはまずは上司が部下を信じることから始める必要があると思います。
何を信じるのか?
それは部下も業績を上げたい
という思いがあるという点です。
この部下が業績を上げたいと思っているのか?
もしくは部下が楽をしたいと考えているのか?
まあここまで考えていなくても手を抜くのでは?
などの部下の業績を上げたいという思いよりも強い不安が上司にはあったりします。
この上司の不安の状況のままでは上手な目標設定はできません。
しかし上司としてはどうにか現状維持よりも上の目標を持って欲しい
ではどうすればよいのでしょうか?
私はここで目標設定より広い視野で見ることはできませんか?
と提案しています。
確かに目標設定をして、現状維持よりも高い目標が出ればいうことありません。
しかし、目標に到達しなかった時に結局未達成に終わり上司も部下も望んでいない結果になってしまいます。
ここでの2人の共通する一番良い結果は
現状よりも結果が出る
ということです。
上司であれば現状よりも良い結果が出ることで組織の発展に寄与できたということになりますし、
部下にとっても良い結果であれば良い気持ちになるのは当然です。
ですから目標設定でより高い目標を立てるのではなく、
結果に重視するのです。
ではどうやって結果を重視するような結果になるのか?
というと上司のフォローアップしかないのです。
上司としては自動的にやってもらって結果を出して欲しい
確かにその気持ちはわかります。
しかし、おそらくそれでは難しいと言わざるをえません。
もちろん上手にやっている方もいるとは思います。
優秀な部下ばかりならこのほったらかしても大丈夫ですが・・・
まあそんな部下ばかりではないのは皆さんも重々承知しておると思います。
ですから多少の進捗を随時気にかけて欲しいのです。
上司が気にかけているということを知るだけで部下は嬉しいものなのです。
職場の面談での目標設定の注意点 まとめ
目標設定はあくまでも部下主導で
部下が達成できると思うような目標設定を
部下ができると信じてあげる
これらのことを意識することが大切です。
まあ言うはやすし、行うはがたしと言う感じですが・・・
では部下にとっての良い面談とはどのような面談なのでしょうか?
詳しくはこちらに載せておりますので
興味のある方はこちらの記事もご覧ください。