今日はモデリングについて解説していきます。
ここでいうモデリングとは心理学的なモデリングというものです。
またはバンデューラが提唱した「観察学習」という方がより正確かもしれません。
では早速今日はモデリングについて学んでいきましょう〜
モデリングとは
そもそもモデリングとは今でこそなんとなく意味が通じますが主に2つの意味があります。
一つは心理学的な見地でいうモデリングです
心理学的モデリング
これはアルバート・バンデューラが提唱した考え方です。
俗に「モデリング理論」と言われています
バンデューラは人の攻撃行動は他人の攻撃行動を観察することによって促進されることからこの理論を打ちたてました
まあありていに言えば人が暴力行為をしている自分もしたくなるという理論です。
まあちょっとこれだけと聞くだけだと物騒に感じますが、攻撃的なことだけではなく一般に他人の行動を真似することから人は学び始めるということです。
小さな子供が親や友達の真似をしながら成長していくということです。
これが心理学的なモデリングになります。
もう一つが科学的なモデリングです
これは私は専門家ではありませんのでこちらは引用させていただきます
科学的モデリング
科学的モデルは、経験則や事象、物理現象などを、論理的かつ客観的な方法で示すことを模索するものである。
全てのモデルは単純化された現実の模倣(in simulacra)であり、本質的には虚偽のものであるにも関わらず、科学的活動に極めて有用である。
むしろモデルの構築とそれに関する議論を行うことは、科学的活動の根本でもある。
モデルは完璧に事実を表現することはできないかもしれないが、しかし特定の目的に対してどちらが優れたモデルであるのか(例えばより正確な天気予報はどちらか、など)のような討論はしばしば行われる
ここでは科学的なモデリングではなく心理学的なモデリングについて解説していきます。
モデリングのメリット・デメリット
ここではモデリングのメリットとデメリットを解説していきます。
モデリングのメリットは真似ることで早くできるようになるというメリットがあります。
一から何かを学ぶよりもすでに学んだ方から学んだり、その人の動きを真似ることの方が早く上達することを私たちは経験していると思います。
そのことからメリットとしてはモデリングすることにより
短時間でに上達しやすい!
というメリットがあります。
ではモデリングのデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
モデリングのデメリット
モデリングのデメリットとしては真似することがそもそも難しい場合などが挙げられます。
直感的なもの
例えば絵画やデザイン、彫刻や音楽などはある一定のレベル以上はモデリングをしても効果が出なくなってしまうと言われています。
しかしこれらは自分で行っていても同じような壁にぶつかるので本当でいうところのデメリットとは思いません。
一番のデメリットは
自分の価値観を捨てる
ということです。
モデリングをしているとどうしても
「なぜ?」
「それって意味あるの?」
「こちらの方が良いのでは?」
と様々な自分の声が聞こえてきます。
しかしモデリングしている最中はこの声に耳を傾けるのは危険です。
耳を傾けてしまうとどうしても中途半端になってしまうからです。
自分の考え方を手放す
これが一番のデメリットと言えるかもしれません
結局のところモデリングでは徹底できるかどうかがキモになります。
料理のレシピをまだ未熟な方が勝手に
「こっちの方が良いかな?」
と変えてしまったらその料理はどうなるでしょうか?
当然同じ料理にならないわけです。
ですからモデリングをする際は
徹底的に真似る
これを是非意識してみてくださいね