希少性の法則(原則)とは?

希少性の法則とは?どのようなもの?

今日は希少性の法則(原則)とはどういうものでしょうか?

これは有名な法則ですのでもしかしたら聞いたことがあります

簡単に言いますと・・・

より少ないものに価値を感じる

ということになります。

ではどうしてより少ないと感じるものに価値を感じるのか?

を解説つしていきます。

希少性の法則の実験は社会心理学者のステファン・ウォーチェルが行った次の実験が有名です。

希少性の法則の生みの親:ステファン・ウォーチェルの実験

希少性の法則(原則)の実験で有名なのは

瓶の中にクッキーを入れ、それを被験者に食べてもらい、

その結果「味」を評価してもらうという実験です。

いたってシンプルです。

具体的には

残りが20枚のクッキーの瓶と2枚のクッキーの瓶

を用意します。

1つのグループには20枚の瓶のクッキー

もう1つのグループには2枚のクッキーの瓶

を渡し美味しかったかどうかを確認しました。

その結果2枚のクッキーの瓶を食べたほうがクッキーを好意的に捉えたという実験結果が出ました。

この希少性の実験から

少ないものに貴重性を感じやすく、

その結果それを高評価しやすいということが結果として出ました。

この実験では人は人は希少性があるものに価値を感じてしまうといいうことです。

ではなぜ?そうなるのでしょうか?

ここで解説をしていきます。

人は希少性に価値を感じる理由

まずニーズから見ていきましょう

ものが少ないといういうことは4のニーズが刺激されます。

私たちの考え方では私たちには6つの欲求があり、私たちの言動は全てこの6つのニーズの何からをえようとして、言動を行うという考え方を持っています。

人の根源的な6つの欲求

希少性の法則が私たちに大きく影響を与える理由をこの6つのニーズから考えていきましょう

希少性の法則を6つのニーズで考える

希少性を感じるニーズ①重要感

私たちは重要感というニーズがあります。

詳しくはニーズの説明のところを見てください

この重要感のニーズは簡単に言うと

この欲求は認められたい、褒められたい、尊敬されたいという欲求になります。

希少性のものを手に入れた場合多くの方から敬意をもらいやすいのです。

例えば・・・

この時計は世界で100本しかなく、すべての時計にシリアルナンバーが入っているんだよ〜

などと相手が伝えてきたら多くの方が

本気で思う思わないは別として

「すごいですね〜」
「やるね〜」
「かっこいい〜」

などの重要感が満たされる言葉を投げてくるのです。

ニーズとして重要感はとても強く出やすいニーズですので

そのために希少性があるものを集めるという行為が行われやすいのです。

それがコレクターなどにも通じるニーズになるのです。

これが1つ目のニーズ「重要感」が刺激される理由です。

希少性を感じるニーズ②不安定感

ニーズとして考えられる2つ目のニーズは「不安定感」です

不安定感というのは簡単に言うと「わくわくドキドキ」というニーズです

わかりやすく言えばもともと欲しくてたまらなかったものではなくても

みんなが欲しいからとってもワクワクするものに違いないと思うと

ドキドキワクワクするというニーズです。

子供が遊んでいる際ににワクワクドキドキを感じるように

希少性のものが手に入れようとするとワクワクドキドキする感情を覚え

ワクワクするという「不安定」のニーズが刺激されるのです。

希少性を感じるニーズ③安定感

3つ目に考えられるニーズとしては「安定感」です。

変化を嫌うニーズになります。

なぜこのニーズが希少性に価値を感じるようになるのか?

と言いますと・・・

例えば今までコレクターとして多くのものを集めていました

その際に希少性のものが手に入りそうな場合

今まで手に入れてきたので当然それを手に入れよう

というする感じです。

今までしてきたのだから・・・

それをしないという行為が気持ち悪くなるのです。

ですからいつもと同じように手に入れようとする

「安定感」のニーズが刺激されるのです。

希少性を感じるニーズ④愛つながり

4つ目に考えられるニーズは「愛つながり」のニーズです。

「嫌われたくない」というニーズです。

これが希少性に価値を感じるのニーズになる場合というのは

周りの方がみんな持っていたりする場合です。

例えば希少性が一般に高いものだとしても、

自分の周りの方が持っていてその希少性の話を楽しそうにしていたり、

その希少性のもの自体を使うものだったりすると

希少性のものを持っていない場合、その方は話の際には少し蚊帳の外に置かれたり、

もしくはそのものを使って遊んだりする場合は疎外感を受けてしまいます。

この「愛つながり」のニーズは一緒にいたいや嫌われたくない

というニーズになりますので、

もし手に入れられなかったら・・・

と思うと感情が刺激されて希少性のものに対して価値を感じてしまうのです。

希少性を感じるニーズ⑤成長

希少性を感じるニーズとして最後に「成長」から見ていきたいと思います。

成長とは自分自身が成長していると感じていたいという欲求です

この「成長の欲求」はコレクターの心理などでよく感じるニーズです。

自分のコレクションを誰かに自慢するわけでもない方に多いニーズかもしれません。

コレクションが揃ってくることで自分が成長してるな〜と感じるニーズです。

この成長のニーズは欲求がピュアであるので、より意識的に求める場合に刺激されてしまいます。

希少性を感じるニーズ⑥貢献

希少性を感じるニーズとして最後に「貢献」から見ていきたいと思います。

貢献とは誰かに貢献したい、役に立ちたいという欲求になります。

この「貢献」のニーズが希少性の法則でどのように刺激されるのか?

ということなのですが・・・

ちょっと考えたのですが・・・

あんまりピンとくる例がないですね

希少性の法則まとめ

希少性の実験の元になったものはステファン・ウォーチェルの実験

ニーズとして特に5つのニーズが主に刺激されます。

重要感・不安定感・安定感・愛つながり・成長

が刺激されるかな?と思います。

希少性に価値を感じるという場合では「貢献」は少し弱いかな?と思ったりします。

まあ簡単に言いますと

希少性のものを手に入れることで

・すげえ〜と言われたい
・めっちゃ楽しい
・ホッとした〜
・嫌われなくて済む
・ドンドン集まってる

というそれぞれのニーズが刺激されるということです。

この中で何か1つというわけではなく、複合的に刺激される場合が多く

そうなると・・・

何が何でも欲しい〜

となるのです。

私たちは何かをすることで6つのニーズのうち3つが埋められると感じるととても熱中してしまいます。

コレクターの方では特に

俺ってすごくない(重要感)
色々集まってくる(成長)
好きなものに囲まれて楽しい(不安定)

これらの3つが主に満たされるのではないかな?とわたし的には考えます

特に個人的には数が少ないものを手に入れることで周りから自分自身から

俺ってすごくない!?

と思えることが希少性に価値を感じる一番の理由なのでは?

と思っております。

ではこの希少性の法則を実社会でどのように使っているのでしょうか?

希少性の法則を使っているパターン

実際に希少性の法則があるのとないのとでは人に訴求する効果が全然違ってきます。

ですので何かを人に行動を促したい場合は希少性の法則をどのように出すのかという点が重要になります。

例えばこんな商品ががあったとします

A:今年の夏は絶対に焼かない!超絶日焼け防止クリーム

B:今年の夏は絶対に焼かない!超絶日焼け防止クリーム 1万個限定販売

さてどちらが買いたくなりますか?

この限定1万個が多いのか少ないのかわかりませんが、何か日焼け止めを買おうかな?と思った際にどちらがより購入を促すのか?というと・・・

「限定」とついてもの方が売れるということなのです。

いやいや1万個がわかりずらいし・・・という方のためにもう1つ例を

A:今年の夏は絶対に焼かない!超絶日焼け防止クリーム

B:今年の夏は絶対に焼かない!超絶日焼け防止クリーム 本日特別価格

どうでしょうか?昨日明日の価格はわかりませんが、なんかちょっとBの方を買ってしまいませんか?

希少性の法則はこのようによく実社会では「限定」「特別価格」などで実際に多く使われています。

では希少性の法則以外にも人に行動を促すにはどうしたら良いのでしょうか?

それはまずは人が何を本質的に求めているのか?などをまず理解することが近道ですよ〜

今なら「限定」で見れるようにしておりますのでぜひこちらをご覧ください(笑)

人の根源的な6つの欲求

ABOUTこの記事をかいた人

運営者:高木鉄平 1978年生まれ。26歳から事業を起こし累計で30億円以上売り上げた実績を持っている。 2010年よりコーチングやカウンセリングを主体とした人材育成を各種企業団体で行っている。育成人数は述べ5000人以上!詳しいプロフィール「高木鉄平」をクリック