上司にとって部下との面談は怖い!?3つの理由

上司にとって面談は怖いという題でお伝えしていきます。

メンタルマネジメントの高木です。

最近多くの経営者や幹部の方との会話で出てくるお話です。

多くの方が部下とのコミュニケーションで迷っています。

「私は大丈夫!?」

と言える方が危ないと思われるくらいコミュニケーションの完成系というのは見えないものです。

また一度完成したと思っても時間とともにまた変化していくそんな形をとっているのがコミュニケーションです。

私はいつもコミュニケーションを「水槽の水」と例えています。

ず〜と水の管理を怠るとすぐに腐ってしまいますし、手間暇もかかります。

そうある程度のコストここでは時間と労力をかけてこそ中にいる魚たちが生き生きと動き回れるのです。

ですから職場でのコミュニケーションをおろそかにすると水槽の水の手入れをしないと同様・・・

あっという間に魚は死んでしまいます。

水槽の魚ならにげだしませんが、人でしたならその職場から逃げてしまいますよね

「餌を与えてあげたのに!」

と飼い主が思っても魚はそんなことはわかりませんから・・・

人を魚に例えるのは賛否ありますが、私の中では分かりやすい例としてこの例を使っています。

ですので多くの方が部下とのコミュニケーションの取り方を悩んでおります。

その中で、1to1で話すしかないと最終的に思う方も多いのですが・・・

ここで少し問題があります。

そもそも話の合う方なら今更コミュニケーションを取ろうとしなくても上手に取れているのです。

1to1でも嫌な気持ちになりません。

しかしここで1to1をする必要性があるのは話の合わない部下です。

ただでさえ普段何を考えているのかがわかりませんから

そのような方と1to1で話すと考えると上司としては「怖い」です。

では上司にとってどんな怖さがあるのかの例をあげていきます

上司が部下と面談が怖い3つ理由

上司が部下との面談で怖い3つの主な理由があります。

これらの3つの理由が絡み合って面談が組織で進みにくい理由となります。

それぞれを解説していきます。

理由①何を話してよいかわからない

これは上司が部下と話す際によく上司の方が困る案件です。

「先生面談で何を話したらよいでしょうか?」

この質問は私によく聞かれる質問です。

多くの方は自分が上司なので話をリードするべきだと考えています。

しかし話が合わない部下だとすでにこの試みは頓挫しているのです。

話が続かない相手にどのように話をすることができるのか?

その答えを望まれて私に質問をしてこられます。

全く話の合わない友達と2人で飲みに行くと考えてもらったらなんとなくこの上司の苦悩も想像できるのではないでしょうか?

理由②怒りをぶつけてしまうかも?

上司と部下との面談で多くの上司は1度や2度失敗しております。

そのうちの1つが「怒り」をぶつけてしまうです。

上司として冷静に大人として接することが大事だとわかっていても私たちも人間ですので怒りに任せて怒ってしまうことがあります。

この場合、部下はその後

萎縮してしまうか?
敵意を向けるか?
逃亡するか?

のどれかの選択をとります。

どのみち上司はその後大変な苦労を背負います。

みなさんこれらの経験が1度や2度ありますから・・・

なおさら自分が感情のコントロールができなくなってしまったら

という「怖さ」があるのです。

理由③パワハラと言われたらどうしよう

最後はリスクの観点からの「怖さ」です。

上司としては冷静に話をしたつもりなのに部下から

「パワハラです」

と言われたたら「パワハラ」になってしまうのではという「怖さ」です。

密室で2人で行われる会話なだけでに部下が「パワハラ」と訴えてきたらどうしようという疑問は多くの上司には持っています。

上司として「パワハラ」認定をされてしまえば、その後のキャリアにも及びます。

下手をしたら懲戒になる可能性もあるのです。

そう考えると「怖い」と考える上司の方の悩みもわかるのではないでしょうか?

まとめ

上司が部下との面談を怖がる理由をここで述べさせていただきました。

主な3つの理由として

理由①何を話してよいかわからない
理由②怒りをぶつけてしまうかも?
理由③パワハラ認定されたらどうしよう?

と主に3つの「怖さ」があるのです。

この3つの「怖さ」をわざわざ好きで乗り越えようとなかなか上司としては思いにくいのです。

ですからどうせなら1to1で話すより、会議とかで全体に話をしている方が楽なのです。

これらの理由が全てではないですが上司にとってみれば1to1で部下と話をするのは実は部下以上に今は悩んでいるというのが現状です。

上司は上司で今大変な時代なんですね

まあ考えれば考えるほど

今は上司である方は相手の心理状態を把握する力が求められるということになりますね

ですので多くの方がコーチングやカウンセリングを学ぼうと門を叩きます。

これは今の時勢としては正しいのではないでしょうか?

上司もパワハラ認定されたら自分のキャリアが傷を負いますので

上司も部下も不快に成せずに行動してもらう

そんなスキルが今後はより求められるのではないでしょうか?

では上司の立場での面談の怖さはわかりましたが部下にとってはどうなのでしょうか?

部下にとって良い面談悪い面談の記事をこちらで書いておりますので、気になった方はのぞいてみてください。

良い面談悪い面談!部下の立場で考えてみた

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運営者:高木鉄平 1978年生まれ。26歳から事業を起こし累計で30億円以上売り上げた実績を持っている。 2010年よりコーチングやカウンセリングを主体とした人材育成を各種企業団体で行っている。育成人数は述べ5000人以上!詳しいプロフィール「高木鉄平」をクリック