コーチングとカウンセリングの3つの違い!

コーチングとカウンセリングの3つの大きな違い

今日はコーチングとティーチングの3つの違いを解説します。

そもそもコーチングとカウンセリングは「対人支援」というところは一緒です。

人の支援をするスキル・技術であると言えるとおもいます。

ですので共通する点も多くあります。

共通するものとして最も大切なものは「ラポール(信頼関係)」です

相手との信頼関係がなければコーチングもカウンセリングも成立しないのです。

信頼関係のない人に自分の悲しみや辛さを吐露しようとしませんし、

信頼関係のない人に自分の夢や目標などを話そうなどと思いません。

ある意味コーチングもカウンセリングも最も重要なスキルとして信頼関係を構築することが挙げられるとおもいます。

では対人支援で似ていると言われているコーチングとカウンセリングは具体的にどこが違うのでしょうか?

ここでは3つの違いに注目して解説していきます。

コーチングとカウンセリングの違い①ゴールの違い

まずはコーチングとカウンセリングのゴールの違いについて解説していきます

コーチングとカウンセリングはゴール(最終目標)が明確に違います。

カウンセリングの最終目標は全てのカウンセリングのゴールではないですが・・・

多くの場合のカウンセリングのゴールは戻ることとなります。

「以前のように笑えるようになりたい」
「精神的に参っているのでそれをどうにかしたい」
「毎日が辛くて死にたい」

など昔の自分の精神状態が良かった時をゴールとして設定している場合が多いです。

私たちの表現で言うならば通常の状態に戻ることをゴールとしています。

イメージで言えば「ー」から「0」に戻ることがゴールと言えるかもしれません。

続いてコーチングのゴールは「目標の達成」である場合が多いです。

「起業して生きていきたい」
「営業成績を上げたい」
「英会話を話せるようになりたい」

など具体的な目標があり、その目標に向かって歩んでいくという感じです

状態として「1」から「2」へという感じですね

コーチングとカウンセリングの違い②スタイルの違い

コーチングとカウンセリングではスタイルが違っています。

コーチングのスタイルと表すと「刺激」

カウンセリングのスタイルを表すと「傾聴」

わたし的にはコーチングは「刺激」カウンセリングは「傾聴」に重要しています。

ではそれぞれを開設していきますね

カウンセリングの「傾聴」は多くの方もご存知だと思います。

相手の話を受けて止めると言うスタイルです。

クライアントが自分が話すことでより気持ちが徐々に楽になっていき、本人の物語の本質に迫っていくというスタイルになります。

クライアントのペースに合わせてゆっくりと対話を通じて、クライアント自身に本当の自分に気づいておもらうというスタイルです。

ではコーチングはどうでしょうか?

コーチングのスタイルとしては「刺激」です。

コーチングでは対話を通じてクライアントに対して様々な「刺激」を感じてもらいます。

コーチングでは必ず「目標」を設定してもらいます。

この「目標」を達成するためにコーチは様々な「刺激」をクライアント自身に感じてもらう必要があります。

その際にクライアントが自分自身で「刺激」を感じてもらうことが大切です。

もちろんコーチが「刺激」を与える場合もありますが・・・

個人的にはコーチが「刺激」を与える場合はクライアントとの信頼関係が強固でなければ意味がないように感じてしまいます。

「刺激」を硬軟使い分けして、クライアントが目標を達成するようにすることがコーチングのスタイルになります。

コーチングとカウンセリングの違い③クライアントの状態

コーチングとカウンセリングの違いはクライアントの状態に違いがあります。

カウンセリングの場合は、日常生活が危ぶまれるほどに強い強迫観念や悲しみがあり、状態は決して良いという状態でない場合が多いです。

もちろんセッションの日時によってクライアントの状態は違ってきますが・・・

カウンセリングを受けている方の多くは決して、状態が安定している状態ではない場合が多いです。

コーチングの場合のクライアントの状態はもちろん不安定な方もいますが・・・

多くの場合は前向きて、次のステップを踏み出そうとしてる方が多いです。

ですので話も前向きな話が多いですし、それをクライアントも望んでいたりします。

コーチングとカウンセリングの違い

コーチングとカウンセリングの違いは全部で3つ

①ゴールの違い

②スタイル(アプローチ)の違い

③クライアントの状態の違い

の主に3つあります。

コーチングとカウンセリングの違いの補足

私自身はコーチングとカウンセリングの程度の差こそあれ、やはり対人支援をするのならば両方学んでおいた方が良いと思っています。

クライアントの状態も常に一定というわけではありません。

悲しい状態や、辛い状態、落ち込んでいる状態など様々な場面に合います。

同じクライアントでも日々感情や状態は違ってきます。

その際にコーチとして関わるのならば、小さな変化を感じ取れることて必要なのです。

実際にすっごく落ち込んでいるのにコーチがポジティブな話ばかりをしてしまって、不安や今の困っていることをうちあけられなかったなどという話もあったりします。

そうなると対人支援の基本である「信頼関係」にヒビが入ってしまい、結局うまくいかなくなってしまうことがあるのです。

ぜひぜひクラアンとの小さな変化に気づいてあげて下さい。

 

ABOUTこの記事をかいた人

運営者:高木鉄平 1978年生まれ。26歳から事業を起こし累計で30億円以上売り上げた実績を持っている。 2010年よりコーチングやカウンセリングを主体とした人材育成を各種企業団体で行っている。育成人数は述べ5000人以上!詳しいプロフィール「高木鉄平」をクリック