カウンセリングマインドとは?

カウンセリングマインドという言葉がしばしば最近使われるようになりました。

この「カウンセリングマインド」とはどのような意味なのでしょうか?

ここでは最近使わ出した「カウンセリングマインド」について解説していきます。

カウンセリングマインドの成り立ち

カウンセリングマインドとはどのような成り立ちなのでしょうか?

カウンセリングマインドとはそもそも和製英語であり、日本独自の言葉になります。

というのは日本の場合「カウンセリング」というと実はかなり広い意味で使われています。

心理学用語のカウンセリングから化粧品でのニーズを探すカウンセリングや車のカウセリングなど様々な用途で使われます。

その用途を判別するために

心理学的な支援者の心構えを「カウンセリングマインド」という説明を行うようになったのです。

では心理学的な支援者の心構えの「カウンセリングマインド」とはどのようなものなのでしょうか?

カウンセリングマインドの心構え

カウンセリングマインドの心構えの大原則としては

相手の経験をあたかも共有したかのように感じたい

と思うことです。

もう少し丁寧に言いますと

相手の本当に経験を経験しているかのようにということです

しかし厳密に言いますと相手(クライエント)の経験を共有することはできません。

人それぞれ生まれてからの環境、入ってきた情報、経験が違います。

ですからカウンセラーとしても完全にクライアントの経験や思いを理解することはできません。

しかし、あたかも経験したかのように感じることはできるかもしれません。

相手のことをわからないながらもわかろうとするこの姿勢が

カウンセリングマインド

と言われています。

ではどうやったらカウンセリングマインドを身につけることができるのでしょうか?

カウンセリングマインドを身につけるには?

カウンセリングマインドは実は誰でもできますし、多くの方が実践しています。

しかし、ここで大事なポイントは

自分と相手は違う

ということをどれほど自分の中で落とし込めているのか?ということです。

先ほどの「あたかも経験を共有しているかのように」という表現と矛盾しているかのように感じる方もいるかもしれません。

自分と相手は別の人格である

ということを理解しておくことがとても大切です。

頭では多くの方が「自分と相手は別人格」ということをご理解していますし、自分と全然関係のない方にならこのようなことを理解実践することは難しくないと思います。

しかし、これが何かしらの関係性の方ならどうでしょうか?

親、兄弟、子供、夫婦間、または直属の部下、上司、関係性が深い友達

このような方々にもまず自分と違うと思えるか?ということです。

もちろん自分と相手は違うということを相手に

「私とあなたは違うから」

などといってほしいということではありません。

そんなことをすれば関係性が近い方ほどあなたに幻滅しますし、相手の中には怒り出してしまう方もいるでしょう?

ではどのような態度が必要なのでしょうか?

相手と自分は違うとわかっていてもなお相手に近づこうまたは少しでも理解しようとする態度姿勢をとるということです。

別の表現をすると

相手に興味を持つ

とも言えるかもしれません。

自分と相手は違うと理解しながら、相手のことをより深く知ろうとすること

これがカウンセリングマインドを作り上げていくことに必要なものと言えるのではないでしょうか?

ではどうやったら相手に興味を持つことができるのでしょうか?

これは人それぞれです。

私の場合は

相手の話が本を読んでいるような感じになっています。

本というものは不思議なものです。

自分の話ではないにもかかわらずあたかも自分の経験として感じることができます。

自分とストーリとの区別が曖昧な感じがカウンセリングマインドに近いのかもしれません。

これはあくまでも私の意見でありますので

人のよっては別の表現があるかもしれませんが・・・

興味を持つということは

相手の人生の本を読む

という感じが私の表現になります。

まとめ

カウンセリングマインとは?

相手の言っていることや経験していることを完璧に分かることはできない

と理解しつつも

相手の言っていることや経験をあたかも同じように感じているような気持ちのこと

 

ABOUTこの記事をかいた人

運営者:高木鉄平 1978年生まれ。26歳から事業を起こし累計で30億円以上売り上げた実績を持っている。 2010年よりコーチングやカウンセリングを主体とした人材育成を各種企業団体で行っている。育成人数は述べ5000人以上!詳しいプロフィール「高木鉄平」をクリック