エンパワーメントとは?意味や効果

エンパワーメントとは一体どのようなものでしょうか?

心理学やNLPやコーチングなどを学んだことのある方なら

聞き覚えがあるかもしれません。

今日はエンパワーメントの解説をしていきます。

エンパワーメントの定義

定義づけのお決まりとしてウィキペディアには次のように定義づけられています。

エンパワーメントとは一般的には、個人や集団が自らの生活への統御感を獲得し、組織的、社会的、構造に外郭的な影響を与えるようになることであると定義される。

う〜ん何を言っているのか意味がわかりません。

もう少しわかりやすく書くとこんな感じになります。

エンパワーメントとは、

ビジネス用語としては「権限委託」という意味です。

心理学用語としては「生きる力を湧き出させる(能力開花)」という意味で「湧活」

と2つの意味があります。

ビジネス用語のエンパワーメントでは単純に権限を委託することがエンパワーメントではなく、

権限を渡された人が成功するように可能性を引き出しながら、権限を委託するも入っています。

権限を委託・移譲したから

「もう知らないから勝手にしてよね〜」

ではなく、そこからもその方のフォローアップも含めてエンパワーメントと言われています。

本人の「やる気」を引き出すというのもここでは広義の意味のエンパワーメントに含まれるかもしれません、

エンパワーメントの考え方は昨今大きな広がりを見せ、保健医療福祉、教育、企業などでも用いられています。

そもそもエンパワーメントという言葉は、1960年代、ブラジルの教育学者であるパウロ・フレイレが提唱した「意識力」という概念が元になっています。

「貧しい村の農民に自分たちの力で生活を変えていくために文字を教える」という試みからスタートしたものと言われています。

権限を自ら持ち、自ら判断していくことが大切だということの意味もあります。

何を成し遂げる場合

人から指示命令されてやる事柄

自らの意思でやる事柄

2つの事柄の捉え方の違いやその効果や結果が違ってくるという考えです。

様々な研究結果からこの「エンパワーメント」は大切であるということがわかってきています。

しかし、ここで注意しなければならないのがこの「エンパワーメント」の意味をただの

「権限移譲」

という言葉に囚われていまいがちになる。

ということです。

確かに権限移譲によって多くの変化が訪れることは確かです。

しかしせっかくなら権限移譲の先のフォローアップまで考えてあげることができたならより多くの結果や成果につながっていくと想います。

ビジネス用語でのエンパワーメント

ビジネス用語でのエンパワーメントとは「権限移譲」です。

これらの意味から派生して

従業員一人ひとりが「力をつける」という意味で使われています。

企業経営の中で組織のパワーを最大限に活かすために、現場に権限を委譲し、従業員の自発的な行動を促す支援活動をのことを言います。

心理学用語でのエンパワーメント

心理学用語でのエンパワーメントは

「湧活」

と表現されています。

湧活とは

勇気づけをして人が本来持っている生きる力を湧き出せること

(本来人間は素晴らしい資質や才能、または能力を持っている前提)

まとめ

エンパワーメントとはビジネス用語としては「権限委託」という意味

エンパワーメントとは心理学用語「湧活」という意味

どちらとも本来の意味としては「意識力」という概念が元になっている。

エンパワーメントはエンパワーメントプログラムとして中学、高校などでの校内、校外学習で使われています。

エンパワーメントと近い意味のフィシュ哲学はこちら

では具体的にエンパワーメントをどのように使っていくのでしょうか?

エンパワーメントの具体的な施作

エンパワーメントとだからと言って特別に何か変わったことをするというわけではありません。

基本的には何度もお伝えしている3つの施作で大丈夫です。

1つ目は傾聴

2つ目は承認

3つ目が質問

です。基本的なことであるがゆえにとても大切ですね

基本だからこそ何度もお伝えしているのです。

傾聴

これは相手の気持ちに寄り添い、あたかも相手の感じている感情を自分も感じているかのように聞く

ということです。

全く同じ感情になることはできないことを頭に入れながら「あたかも」一緒の感情を感じかのように接する

という点がとても大切です。

全く同じに感じることはできない

ということを忘れないでください。

慣れていない場合だとついつい相手の言葉に対して

「わかるわかる」

と言ってしまいがちになりやすいのです。

しかしこの言葉は諸刃の剣です。

「わかる」

と言われるとついついお前に何がわかるんだ

となる場合もあるからです。ですからなるべくなら使わない方が良い言葉かもしれません

承認

これは勘違いを生みやすい言葉なのですが・・・

相手の言っていることを承認するという意味で捉えると

自分と考えが違う場合も認めることになり、自己一致にならなくなり、

聞いてる方が辛くなってしまいます。

ですからここでの承認とは

相手の言っていることが正しいから承認するのではなく

相手の伝えたいことが伝わっているよ〜

という承認です。

相手の話す内容を肯定するわけでも否定するわけでもありません。

伝わっているよ〜

という意味での承認になります。

質問

これは言葉通りに相手に質問をすることです。

しかし何を持って質問とするのか?

ということが問題になります。

質問と言っても色々な意味がありますが・・・

細かく分けると7つの質問がありますので

これはまた今度お伝えしていきます。

エンパワーメントと聞くと少し聞きなれないと感じ難しく感じやすいですが・・・

具体的な施作としては

傾聴・承認・質問

の3つのことをすることで対応できるのです

より良い傾聴をするために秘訣はこちら

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運営者:高木鉄平 1978年生まれ。26歳から事業を起こし累計で30億円以上売り上げた実績を持っている。 2010年よりコーチングやカウンセリングを主体とした人材育成を各種企業団体で行っている。育成人数は述べ5000人以上!詳しいプロフィール「高木鉄平」をクリック