キャリアコンサルタントの任務
キャリアコンサルタントの仕事の任務としてはさまざまなものがある。ここではその中で代表的な9つの例を挙げていきます
⑴キャリア開発への援助
個人の支援のステップ
①自己理解
②職業理解
③啓発的経験
④今後の職業生活設計・目標の明確化等に係る意思決定
⑤職業選択、求職行動、能力開発等の方策の実行
⑥新たな仕事への適応
⑵職場の人間関係の改善支援
クライエントの主訴の裏に隠れている真の問題
主訴、問題、課題を明確に区分する
主訴にのみ対応するのではなく問題、課題の解決を支援
⑶経営者・管理者への啓蒙活動
経営者や管理職にキャリア開発に対する関心を持たせる
講演、研修、社内報への寄稿、スキルの研修
⑷キャリア開発支援制度の実施、新しい援助方法の開発
企業のキャリア支援制度の実施
外部の補助金や制度などを積極的に導入活用
自己の啓発への援助制度、キャリア監修、社内公募制、自己申告制度、フリーエージェント制など
⑸自己理解・自己分析のためのテストや診断方法の実施と開発
自己理解のためのアセスメントツールの活用や個人のキャリアシートの開発や活用はキャリアコンサルタントならではの役割と言える。新しいツールの導入や、時には個別の事情に合わせたツールの開発もその役割には含まれる。
⑹職業生活の安定と質的向上への支援
キャリアコンサルタントには、当面の課題に対応する場合であっても、中長期的な展望を持って支援にあたることが必要である。キャリアは生涯にわたるものであることを踏まえ、安定した生活を確保することと職業生活の質的向上の画面に配慮した支援を行う
⑺他の専門家との連携や相互支援
職務の範囲と限界を知ること
他の専門家に委ねるリファー
キャリアコンサルタント自身が他の専門家の助言を求める
自身がリファーやコンサルテーション対応できる自己研鑽
⑻キャリア開発の調査研究
実例を収集と蓄積、多角的な分析
キャリアコンサルタント自身が力をつける
クライエントのロールモデルとなる
⑼組織の開発の指導と推進
組織開発
組織のまとまりやコミニケーション、相互理解を促進。
その組織の問題点を把握すること
規範や価値観、風土など組織の特徴を理解する
適切な課題を設定する
グループアプローチなど課題を解決する介入を行う
このようにキャリアコンサルタントの任務の幅も多く、さまざまな知識が求めれられる
その中で重要なのは他の専門家とどのように連携をとることができるのか?
この点はどうしても自分一人ではどうにかなる問題ではないので、いかにして専門家コミュニティー作りを今後作っていくのか?
それがキャリアコンサルタントの課題である