「マミートラック」とは、次のような意味です。
お子さんがいる母親である人で、なんとか仕事と子育ての両立はやっている、もしくはできているが、企業内での昇進や昇格がほど遠い人のことを指します。
多くの企業では、年数が経てばそれなりのポジションや地位を得やすくなっていきます。
しかし、子育てをしている女性はそのようなポジションや地位を得る機会が少なく
いつまでも同じ位置で動き回っていること多いということを指して
「マミートラック」と言われています。
マミートラックの原因
ではどうしてマミートラックに陥ってしまうのでしょうか?
入社当時は男性よりも優秀な女性社員であってもこのマミートラックに陥ってしまいがちです。
ここではそれらになる原因を解説していきます
①労働時間が違う
男性や独身の女性とお子さんがいる女性との違いの1つが労働時間です。
どうしてもお子さんがいると育児に時間が取られます。
実際に出産休暇、育児休暇など挟めばその分総労働時間が同期に比べて少なくなってしまいます。
これは多少の能力の差があったとしてもその分大きな差となってしまいます。
社内情報しかり、業界の情報、仕事上の取引相手など
すべての面で時間的な制約があるお子さんがいる子供よりも
男性や独身女性の方が有利に働いていくのです。
②責任を任せる機会が少ない
男性はどうしても自分の長い仕事のパートーナーを部下に求めます。
人間関係を一から作ることを好まない方は特に、
より深く長く一緒に働けそうなことを相手に望みます。
特に対費用効果や無駄に陥ることを人は避ける傾向にあります。
もしかしたら
これは狩りをしていた人類の名残だと思われます。
なるべく意思の疎通が楽な相手を求めるのです。
その観点から責任を任せるのも同じ能力であったなら
意思の疎通が楽な男性に頼みがちになります。
意識していなければついつい女性よりも男性に責任のある仕事を振ってしまうのです。
③子供の世話は母親であるという思い込み
これは子供の世話は母親がした方が良いという思い込みです。
もちろん父親よりも小さな頃は母親になつくように子供はプログラムされています
これを男性の考えていうと
自分が苦労してやるよりもより上手にできる母親がやった方が
早くて効率も良いでしょ
だから女性が中心にやった方が良いのでは?
と考える思い込みです。
これら3つの理由が全てではありませんが・・・
マミートラックにはまっている女性はこれらの理由があったりします。
またこのマミートラックに意識無意識にはまっていることが女性管理職がなかなか増えない理由だったりします。
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