昨今多くの職場で「面談」が行われています。
しかし面談は主に1to1でやるためにとても秘匿性が高いので多くの方がご自身なりの面談を行っています。
ここでは面談の専門家として面談を行う際の大切な3つポイントを解説していきます。
部下との面談ポイント①ゴールを明確化する
面談をする際なのですが多くの面談が何のためにどこを目指して行うかが確定されていない場合が多く見られます。
私が最初にやった時もまさにゴールのない面談でした。
決まっていたのはアルバイトの評価面談で時間は30分
これ以外は特に何も決まっていませんでした。
ですから今思うと大変拙い面談だったと思います。
「最近どうなの?」
「えっ!どうって言っても・・・」
「最近たるんでない!?」
「いやそんなつもりは・・・」
「だって●●君はさあ〜〜〜〜」
みたいな感じで評価面談はほどほどに叱責やいかに自分が頑張っているかの話をしていました。
まさにゴールがない面談です。
ですから私も面談受けた方もただただ時間が過ぎるのを待っていたような気がします。
部下との面談ポイント②話す割合7:3
部下との面談の際には話す割合に注意していることがポイントです
部下と上司が話をする際にどうしても上司の方が話す割合が増えることが多いです。
というのは上司にとっては言いたいこと言う場であると面談を捉える場合が多いからです。
この場合面談はただの叱責の場になります。
評価面談の場合は特にこの話す割合は注意が必要です。
評価面談はどうしてみ評価される方に不満が残りやすいのです。
評価面談自体なかなか自分に満足というものになりにくい中で、自分の話を全然聞いてもくれないのに自分がつけた評価点を下げられたならどう感じるでしょうか?
私も以前受けた面談で同じような場面がありました。
「高木くんこれどうして4点なの?」
「私の中では〜〜をして結果も出したので4点をつけました」
「いやいや3点でしょ。だいたい高木くんは・・・・・・」
となり、ほとんどその後上司の話ばかりになり結局評価点は3をつけられました。
この時私はとても悔しい思いをしたのを覚えています。
同じようなことを経験されている方もそうでない方もいるとは思いますが・・・
人は自分の話を受け入れてくれる人に嫌悪感を抱きにくいという習性があります。
ですから部下の不満を少しでも和らげるために、部下の話をしっかり聞いた上で評価点をつけるようにすることが大切です。
部下との面談ポイント③沈黙を恐れない
3つ目のポイントは沈黙を恐れないです。
面談する側される側に共通するポイントですが沈黙を恐れないということです。
面談中はどうしても考え込みたい場合などに沈黙になります。
この沈黙は別名で言うと「考えている時間」です。
考えている時間にどちらが焦って話を始めてしまうと考えの途中で引き戻されます。
これはどちらにとっても残念な結果になります。
もし沈黙を恐れるのなら沈黙になる際にあらかじめ沈黙について説明しておいたほうが良いです。
例えば「沈黙になっても焦らないでゆっくり考えてくださいね」
とこの一文があれば、沈黙を少しは恐れなくて済むかもしれせん。
しかし皆さんが恐れる「沈黙」は私たち専門家はむしろ喜びます。
というのは「沈黙」こそ話が深化した結果だからです。
普段考えない深いところまで考えているからこそ「沈黙」が訪れるのです。
ですから「沈黙」が訪れた時こそ「本音までたどり着けた」と思ってください。
沈黙は実は恐れるものではなく、本音にたどり着くためのキーなのです。
まとめ
部下との面談で大切な3つのポイント
●ゴールを決める
●話す割合は7:3
●沈黙こそ宝だ
という点を考えてぜひ面談に挑んでください。
面談がする方される方が少しでも満足できるものになるのに少しでもお役に立てたなら幸いです。
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