リンゲルマン効果とは?
今日はリンゲルマン効果について解説していきます
リンゲルマン効果とは簡単に言うと・・
作業人数が多いほど、サボる人や手を抜く人が出てきてしまう
ということの効果になります。
堅い言葉でいいますと「社会的手抜き」という表現で多く語られます。
例えば・・・
家を一軒立てることとします。
職人が3人で50日で家を立てる場合3人とも手も抜かずにしっかりやり切る場合が多いです。
しかしこれが職人の人数が10人で15日でやるとなると同じ作業量にもかかわらず、手を抜く人が出てきてしまうということなのです
この意識無意識にかかわらず人数が増えてしまうと手を抜く人が出てくることをリングスマン効果というのです。
ではこのリングスマン効果は誰が提唱したのでしょうか?
リングスマン効果の提唱者
ドイツのリンゲルマンという農学者が提唱しました
実験はシンプルな形で行われました
綱を用意し、その綱を引いた力を計測するという手法で行いました。
一人で綱を思いっきり引いてください。お願いして、その結果その方の引いた力を数字化します
その何人も同じように計測します。
で調べた方全員が再度綱引きのように一緒に綱を引いたらどうなるのか?という実験を行ったのです。
その結果,1人だけで綱を引いた時の力を100%とすると、2人で引っ張ると1人当たり7%ダウンの93%、5人では30%ダウンの70%、8人では半分になってしまうことが分かりました。
結構えぐい結果ですよね
まあここまで極端ではないかもしれませんが、ちょっと想像できますよね?
人数が少ないととても真剣にやってたことが、人数が多くなった途端についつい自分が手を抜いてしまったということはなかったでしょうか?
まあ人間はすぐサボろうとするということです。本能なので仕方ないです。すぐ省エネしようとしますから
では人がサボってしまうことに対して対策はないのでしょうか?対策がないと人数が増えれば増えるほどサボってしまう人が出てきて困ってしまいますよね?
では次はこのリンゲルマン効果の対策について解説していきます。
リンゲルマン効果の対策
リンゲルマン効果の対策としていくつか実験検証されました。
1つは監視をつけるというやり方
1つは応援をするというやり方
1つは一人一人数字して評価するやり方
と試しました。
するとそれぞれで大きな数字の改善があったのです。
このことから
私たちのサボりを防ぐには、
一人一人を適切にみて、応援して、評価する
という一連の流れが必要なのです。
実際に多くの会社で評価システムが使われているのはこのリンゲルマン効果が意識無意識にかかわらず私たちが認識しているからなのです。
ただ誤解がないようにお伝えしたいのは。
その道のプロや専門家など自分の仕事に自負がある方は人数を集めてもほぼ手を抜くことがないということです。
律することができれば人は手を抜かないとも言えるのです。
しかし逆にいてば、大多数の人は厳しく律することができない人がほとんどですので・・・
このサボりぐせのことをリンゲルマン効果というのです。
リングスマン効果のまとめ
リンゲルマン効果とは「社会的手抜き」と表現される
リンゲルマン効果の対策としては、見て、応援して、評価することで防ぐことができる
プロや専門家には当てはまらない