キャリアコンサルタント試験合格率推移

今日は最近のキャリアコンサルタント試験の合格推移を見ていきます

昨日受講生から急にキャリアコンサルタント試験が難しくなっているという話を聞いて少し調べてみましたのでこちらにも載せておきます。

キャリアコンサルタント試験の合格率の推移

キャリアコンサルティング試験はなぜか国家資格だというのに

受験する団体が2つあります。

一つはこちらの

Japan Career Development Association

特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会

です。

もう一つが

Career Consulting Conference

特定非営利活動法人 キャリアコンサルティング協議会

です。

まあ国家資格にもかかわらず2つの試験機関があるというのは不思議な感じがします。

学科の択一試験の問題は一緒ですが、2つの団体で論述や面接は同じ問題ではなく、未だに物議を醸しています。

ですので困ったことに同じ試験の採点基準ではないので当然合格率も2つの団体で違ってきます。

しかし今回はどちらかというよりも2つの団体を足して2で割った平均の合格率の推移を見ていきたいと思います。

第1回 キャリアコンサルタント試験結果

平成28年8~9月実施

【学科試験】 受験者数 2195人 合格者数 1708人 合格率 77,8%

【実技試験】 受験者数 2376人 合格者数 1425人 合格率 60,0%

【学科、実技】受験者数 1387人 合格者数 660人 合格率 47,6%

第2回 キャリアコンサルタント試験結果

平成28年11~12月実施

【学科試験】 受験者数 1910人 合格者数 1445人 合格率 75.7%

【実技試験】 受験者数 2373人 合格者数 1529人 合格率 64.4%

【学科、実技】受験者数 1475人 合格者数 820人 合格率 55,6%

第3回 キャリアコンサルタント試験結果

平成29年02~03月実施

【学科試験】 受験者数 2211人 合格者数 1421人 合格率 64.3%

【実技試験】 受験者数 2510人 合格者数 1586人 合格率 63.2%

【学科、実技】受験者数 1760人 合格者数 867人 合格率 49.3%

とここまでは予想通りでした。

もともとキャリアコンサルティング技能試験というものがあり、そこの標準資格としてのキャリアコンサルタント資格ということもあり、最初のうちは難しくないと言われていたからです。

というのは今までの国家検定資格の技能試験を持っていた人が国家資格であるキャリアコンサルタントになるためにはあまり難しすぎると移行できなくなって不満がたまるという点を考慮してだと言われていました。

ですから私の予想でも1年くらいは比較的に易しい問題が続くのでは?

合格率も高めに推移していくと考えていました。

しかしこの予想は第4回の試験で大きく裏切られます。

第4回 キャリアコンサルタント試験結果

平成29年02~03月実施

【学科試験】 受験者数 2118人 合格者数 453人   合格率 21.3%

【実技試験】 受験者数 2335人 合格者数 1609人 合格率 68.9%

【学科、実技】受験者数 1572人 合格者数 325人   合格率 20.5%

という結果になりました。

いや〜まずもってびっくりなのが・・・

学科の合格率が

合格率 21.3%

かなり難しくなってしまったということです。

次回の試験はこの難易度に向かって多くの受験者が努力してきますので合格率は上がると考えられますが・・・

今まで6割7割合格していた学科試験が・・・

いきなり2割に・・・

う〜ん思ったよりも早い段階で難易度が上がりました・・・

まとめ

国家資格であるキャリアコンサルタント試験の合格率は急な低下があった

キャリアコンサルタント試験は特に学科試験の合格率が下がり、難しくなった

キャリアコンサルタント試験の実技試験の合格率の大きな変化はなし

今後さらに難しくなっていく資格になるかも?

興味のあるかたは早めに資格の勉強をすることをお勧めしています。

実際にキャリアコンサルティングはどのようなことをするのでしょうか?

実際のキャリアコンサルティングのメリットデメリット

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運営者:高木鉄平 1978年生まれ。26歳から事業を起こし累計で30億円以上売り上げた実績を持っている。 2010年よりコーチングやカウンセリングを主体とした人材育成を各種企業団体で行っている。育成人数は述べ5000人以上!詳しいプロフィール「高木鉄平」をクリック