シックスヒューマンニーズとは?意味や解説
今日はコーチングで私の基礎となっている
シックスヒューマンニーズについて解説していきます
そもそもシックスヒューマンニーズとはどのようなものなのでしょうか?
言葉を日本語に翻訳すると「6つ欲求」という言葉になります。
私はこのシックスヒューマンニーズを理解することが人間関係や悩み解決のヒントになると確信しております。
全て伝えれるとはわかりませんが、少しでも皆様の気づきにつながれば幸いです。
では早速解説してきましょう
多くの場面で「決断」をする機会が私たちの人生ではあります。
大きなものであれば結婚や職業選択、小さいことで言えばランチの食事を選ぶときなど
すぐに決断できることもあればなかなか決断できないこともあるでしょう。
では決断できるときとできないときとは何が違っているのでしょうか?
決断できるときは悩んでいない状態で、決断できない場合は悩んでいる状態であると言えるかもしれません。
それを私たちは次のように表現します
決断できる状態=ニーズが決まっている
決断できない状態=ニーズがが対立している
このように表現しますが、
ではまずシックスヒューマンニーズの簡単な解説をしていきます。
私たち人間には6つの欲求があるとされています。
様々な悩みや葛藤も突き詰めて考えてみればこの6つの欲求(安定感・不安定感・愛とつながり・重要感・成長・貢献)のどれかに当てはまるという考え方です。
ではその6つの欲求を解説していきます。
シックスヒューマンニーズ①安定感
人の基本欲求「安定」
私たちの6つの基本欲求の1つは「安定」と言われるものです。
この欲求は安心したい、ホッとしたいなどの安全で過ごしたいという欲求になります。
例えばこの「安定」の欲求が強い方には次のような仕事でも応募します。
「1年間のお仕事です。3食でます。安心して寝る場所も用意します。労働時間は1日12時間で休みは週1度です。給与は日本円で5万円です」
こんな条件で働く人などいないと思われる方が多いと思います。
しかしそれは現在の恵まれている日本だからです。例えば今内戦中の国でこのような募集があった場合はどうでしょうか?
また日本の戦時後間もない頃にこのような募集があったらどうでしょうか?
おそらく多くの方がこの募集に殺到したことでしょう。欲求とは人によって違うということです。
シックスヒューマンニーズ②不安定感
私たちの6つの基本欲求の2つ目は「不安定」と言われるものです。
この欲求は先ほど説明した「安定」の対になる欲求です。
この欲求は自由でありたい、ワクワクしたい、縛られたくないなどの欲求になります。
例えばこの「不安定」の欲求が強い方には次のような仕事でも応募します。
「1年間のお仕事です。3食でます。仕事はあなたが以前から提案していた新規事業をして良いです。労働時間は1日12時間で休みは週1度です。給与は日本円で5万円です」
こんな条件で働く人などいないと思われる方が多いと思います。
しかし今現在もいるんですね。
例えばあなたがアイドルになりたい女の子や楽しそうに働いている感じがするホストに憧れる男の子、もしくはベンチャー企業の社員など過酷だと思われる労働環境でも喜んで働くのです。
自分が楽しそうだ、わくわくすしそうなら応募するのです。欲求とは人によって違うのです。
シックスヒューマンニーズ③重要感
私たちの6つの基本欲求の3つ目は「重要感」と言われるものです。
この欲求は後ほど説明した「愛つながり」の対になる欲求です。
この欲求は認められたい、褒められたい、尊敬されたいという欲求になります。
例えばこの「重要感」の欲求が強い方には次のような仕事でもお応募します。
「1年間のお仕事です。3食でます。あなたの100人の部下を指導して世界初の事業を行ってください。労働時間は1日12時間で休みは週1度です。給与は日本円で5万円です」
こんな条件で働く人などいないと思われる方が多いと思います。しかし今現在もいるんですね。例えば、各種法人会などの団体の幹事などに精力的に活動されている方々です。
ほとんど無給に近い中とても楽しそうに直接仕事につながるわけでもない人でも活動に従事しています。
自分が活躍できるのなら、社会に認められるのならと募集に応募するのです。欲求とは人によって違うのです。
シックスヒューマンニーズ④愛つながり
私たちの6つの基本欲求の4つ目は「愛つながり」と言われるものです。
この欲求は後ほど説明した「重要感」の対になる欲求です。
この欲求は嫌われたくない、人と一緒にいたい、という欲求になります。
例えばこの「愛つながり」の欲求が強い方には次のような仕事でも応募します。
「1年間のお仕事です。3食でます。あなたはこの仕事で一生涯のかけがえのない仲間たちと出会うことができます。労働時間は1日12時間で休みは週1度です。給与は日本円で5万円です」
こんな条件で働く人などいないと思われる方が多いと思います。しかし今現在もいるんですね。
例えばこんな人たちです。
過酷な労働環境でも友達が働いているならと言っても応募していくる方々です。欲求とは人によって違うのです。
シックスヒューマンニーズ⑤成長
私たちの6つの基本欲求の5つ目は「成長」と言われるものです。
この欲求は独立した欲求です。この欲求は成長したい、学びたいという欲求になります。
例えばこの「成長」の欲求が強い方には次のような仕事でも応募します。
「1年間のお仕事です。3食でます。あなたはこの仕事で人間的に成長できますし、人生でかけがえのないことを学ぶことができます。労働時間は1日12時間で休みは週1度です。給与は日本円で5万円です」
こんな条件で働く人などいないと思われる方が多いと思います。しかし今現在もいるんですね。
例えばこんな人たちです。料理人などの職人などの弟子になる方々です。
給料も休みもいらないただスキルを習いたいという感じで応募してくる方々です。欲求とは人によって違うのです。
シックスヒューマンニーズ⑥貢献
私たちの6つの基本欲求の6つ目は「貢献」と言われるものです。
この欲求は独立した欲求です。
この欲求はただただ愛を伝えたい、という欲求になります。
例えばこの「貢献」の欲求が強い方には次のような仕事でも応募します。
「1年間のお仕事です。3食でます。あなたはこの仕事で誰かに感謝されることはありませんが世界の安寧や世界のお役に立てるお仕事です。労働時間は1日12時間で休みは週1度です。給与は日本円で5万円です」
こんな条件で働く人などいないと思われる方が多いと思います。しかし今現在もいるんですね。
例えばこんな人たちです。NPOや紛争中の地域でボランティアで働く人たちがいるのです。
私たちの感情には全部で6つのニーズがあるという考え方です
このように6つのニーズがあることはなんとなく理解したところで
この6つのニーズの関係性に今度は触れていきたいと思います。
シックヒューマンニーズの関係性
このシックスヒューマンニーズの関係性なのですが・・・
わかりやく説明すると
対立しやすいニーズというものが存在します。
1つ目の対立軸は
不安定と安定
です。
安定した生活や考え方を続けていると・・・
ついついつまらなくなったりしたり、変化を望むようになってきます。
それとは逆に
いつもハラハラドキドキの連続だと安定した生活を望みたくなっていきます。
しかしこの2つを同時に満たすということは結構難しいのです。
ワクワクドキドキしながら安定したい
バランスをとるということができなくもないですが・・・
どちらかを満たそうとするとそのバランスが崩れてしまうのです。
これが対立しやすいニーズの一つです
不安定↔︎安定
もう一つ対立しやすいニーズが
愛つながりと重要感というニーズの対立です。
愛つながり↔︎重要感
結果を出して賞賛されたいというニーズと
嫌われたくないというニーズは対立しやすいのです。
これもバランスをとることは可能なのですが・・・
両方同時に満たす方法はなかなか見つからないのです。
このように決断できない時はどちらかのニーズが対立しています。
もしかしたら2つとも対立しているかもしれません。
そのニーズの対立を紐解いていくことが行動につながることになるのです。
シックスヒューマンニーズのまとめ
●シックスヒューマンニーズは全部で6つ
●安定感と不安定感は対立関係にある
●重要感と愛つながりは対立関係にある
人のは6つのニーズがあり、そのどのニーズが強いのかによって人の選択肢が変わってきます。
では人の選択肢は他の物によって決まることがあるのでしょうか?
次はシックスヒューマンニーズ以外での人のタイプの見分け方を解説しております。