今日はコーチングの際に困りごとについて解説していきます。
それはクライアントが思うような結果が出なくて、落ち込んでいたり、傷ついたり、負の感情のスパイラルに入った際にどのようにコーチとして対応するのか?と言うことです。
実はこれってコーチあるあるです
クライアントは目標に向かって頑張ります。
しかし必ずしも自分が望んだ結果になるとは限りません。
・絶対に合格する必要な試験に落ちてしまった
・やり遂げると為の努力が前提から水泡になった
・そもそもチャレンジすらできなくなってしまった
などコーチがサポートしても本来望んでいた結果を得られない場合も当然ありえます。
私も多くの人をサポートしてきましたが、必ずしもクライアントが最初に望んだ結果を得れたというわけではありません。
当然望んでいない結果になることも多々あります。
私たちコーチの感覚だと
「失敗の概念はない」と思っても・・・
実際に当事者であればうまく達成できなかった場合「失敗」と思ってしまう場合も多いのです。
ではコーチとしてこのような場合どうしたら良いでしょうか?
別の言い方をすればめちゃくちゃ落ち込んでいる人に対してどのような対応を取るのが良いのでしょうか?
めちゃくちゃ落ち込んでいる人の対応方法を3つ段階を順に説明していきます
相手がめちゃくちゃ落ち込んでいる際の対応3つのステップ
ステップ①相手の話を聞く
まずは相手がめちゃくちゃ落ち込んでいる場合、まずは話を聞くことが大切です。
しかしめちゃくちゃ落ち込んでいる場合は、話すことすらも嫌な場合があります。
でも一度落ち込んでいるのなら自分で見つめ直すことが必要なのです。
だからクライアントが話をしやすいようにコーチ側は大丈夫、私はうけとめるよと言う状態が大切になってきます。
またここでの注意点は「原因」や「詳細」をコーチの興味であれこれ聞かないことが大切なのです。
まだこの段階ではあくまでもクライアントに望まない結果になった事実の確認をする必要があります。
クライアントが望まない結果になった事実を確認できたところで次のステップにいきます
ここで注意点があるのですが・・・
クライアントの感情をコーチがリフレーミングしないということです。
例えば
「大丈夫だよ〜そんなの失敗に入らない。失敗ではなく成功する方法を見つけただけだよ」
「俺も同じようなことがあったから大丈夫だよ」
「まだまだそれくらいなら失敗じゃないよ」
など相手の考えを変えようとするような対応はうまくいく場合もありますが、失敗すると信頼関係を損なう場合があるので、使いどころの注意が必要です。
ステップ②視点を変える質問をする
望まない結果になったことを受け入れることができるようになりましたなら
次のステップは視点を変えると言うやり方です。
自分の視点だけでなく、違う視点を持つことで視野が広くなり、自分自身を客観視でき、自分自身にリフレーミングをかけやすくなります。
リフレーミングとは事実の取り方を変えるということです。
例えば最初失敗したと思ったことをあの失敗は必要だったと思えるようになるようなことです
具体的な質問としては
「もし3年後の自分から見たらこの結果をどのように捉えますか?」
「もし相手の立場から見たらどのように見えますか?」
「もしこの結果を神様からのアドバイスがあるとしたらなんと言っていますか?」
など視点を変えることで、望まない結果を受け入れ、次に迎える心構えをすることができるようになります。
ステップ③ 対策を考える
ここまでで、心理状態はステップ1はマイナスであり、ステップ2でフラットな状態になっています。
これからは心理状態をプラスにするための方法です。
心理状態をプラスにするためには、次のように思えたら良いと思います
・再度チャレンジの場合はうまくいく
・失敗は成功の糧である
・うまくいく方法が別に見つかった
このような思いになれれば心理状態をプラスに方に触れたと言えるのではないでしょうか?
では具体的な質問例を上げていきます
「もし時間を遡ってやり直せるとしたらどんな風にしますか?」
「もし目的のために他の手段があるとしたら他にありますか?」
「もし望む結果を出せる人がいるとするなら誰かいますか?」
このような質問で、なんだ!望んだ結果は出なかったけど、再度やればうまくいける!
望んだ結果をえれる方法を見つけた
など思うことができるようになり、再度チャレンジする意欲が湧いてくるのです。
相手がめちゃくちゃ落ち込んでいる際の対応3つのステップのまとめ
・相手のマイナス状態受け入れる
・相手のマイナス状態からフラット状態に自分で進んでもらう
・心理状態をプラスに持っていき、学びを深めてもらう
以上のようになります。また時間ある際に補足していきます