クランボルツー意思決定論的アプローチとは
意思決定論的アプローチとはどのように職業選択をしているのか?
その過程に焦点をあてて解明を試みようとするアプローチ方法であり
2人の有名人がいる
ひとりはジェラット
もうひとりクランボルツです
今回はクランボルグを解説していきます
さてこのクランボルグはバンデューラの社会的学習理論をベースにして
キャリア意思決定における社会的学習理論を体系化した.
うんうん相変わらず教科書は固すぎて何をいっているのかようわからん・・・
とりあえず「社会的学習理論」を提唱しているんですね
では社会的学習理論ってなんなの?
クランボルツ先生がいってる社会的学習理論とは簡単に言いますと
「職業選択は、学習の結果である」
ということです。つまり人間の発達を内的条件の変化としてとらえるよりも、外的な刺激-強化による社会的学習のプロセスとしてとらえましょうね〜という考え方です。
クランボルツ先生によればその社会的学習理論は3つの質問に答えることがこのすべてだといっているような気が・・・
では社会的学習理論の3つの質問です
なぜ特定の職業を選択するのか?
これはなぜ特定の職業を選ぶつもりなのか?という質問になります。本来多種多様な触手がある中でこの職業を選ぶ理由や原因を探しましょうということ
なぜ職業を変えるのか
私たちは生きていくためには慣れた職業をあえて変える必然性は少ないと多くの人が感じています。その中でも何かしらの理由で職業を変える方がいらっしゃいます。その理由は一体なんなのか?ということです
色々な職業に対して好みがあるのはなぜか?
様々な職業がある世の中ですが、私たちは自分が好きな職業、嫌いな職業というものが存在します。それはどういった理由で好き嫌いが決まっているのでしょうか?
これらの3つの質問に明確に答えるためにどうするのか?という理論です。
基本多くの人が聞かれたらなんとなく答えることができるかもしれませんが・・・
その答えた理由について明確に答えを持っている方は多くはないと考えられます。これらを学術的なアプローチ解明していこうということです。
だからそのヒントとしてクランボルグ先生はキャリアの意思決定に影響を与えるものがあると考えました
グランボルツのキャリア意思決定要因の4つ
グランボルツ先生はキャリア選択の際の意思決定に大きな影響を与えるであろうものを4つ考えました
その4つとは
キャリアの意思決定要因①遺伝的特性と特別な能力
遺伝的な特性と特別な能力とは人種、性、身体条件、性格、知能など、生まれた段階である程度決められているものや、成長の過程で得られたり形成された知能や性格など、基本的に自分で意識的に得ようとしたものでないものなど
キャリアの意思決定要因②環境的状況と出来事
環境的状況や出来事とその時期の求人数や雇用条件また雇用に関しての公的な訓練機会、企業の採用、労働条件、労働市場大きな社会情勢や環境をさします。
キャリアの意思決定要因③学習経験
学習経験とは字の通り、自分自身が学習や経験から身につけていった見識のことをさします。この経験は自分だけでなく、周りの人をみて気づいた点や考えたことも経験のうちに入ります。
キャリアの意思決定要因④課題アプローチスキル
課題アプローチスキルとは何か問題や課題があったときにそれを解決できるスキルや考え方をさします。
です。そしてこらら4つが影響しあって自分自身のや世界についての「信念」が形成される
その結果としてキャリアの選択に対する様々な行動をするようになる
ということいってるんだすね〜
なんとなく掴んだようなそうでないような・・・
まあまあこのクランボルン先生はそれでだけでなく後年に
キャリアカウンセラーがクライエントを支援するという観点に立ち、キャリアカウンセリングにおける学習理論を提唱している
だから私たちのキャリアカウンセラーのベースはこの方なんですね
ではその学習理論ってなんなのでしょうか?
まあ色々とあるのですが・・・
その中でクランボルツ先生は後年になり「偶発性学習理論」を提唱しております。
クランボルツの偶発性学習理論
簡単に偶発性学習理論とは
私たちのキャリアは自分で全てコントロールできるものではなく、偶然の成り立ちによって決まる場合が多い。そのことを理解することによりより偶然を大切にし、より良い職業選択の中で人生を楽しみましょうという理論です。
この偶発性学習理論を実施するにあたりグランボルツ先生は次のことを肝に命じておくことと示しました。
偶発性学習理論実施に関しての注意点
・キャリアカウンセリングの目的は、クライエントがキャリアを決定するのではなく、より満足なキャリアや私生活を実現するための行動をとれるように学習を援助することである
・アセスメントは個人特性と環境特性をマッチングさせるのではなく、学習を奨励するために用いる
・クライエントは有益な様相外の出来事を生み出すような探索的な行動を学習する
・カウンセリングの成功は、カウンセリングセッションの外部の現実世界においてクライエントが成し遂げることによって評価される
以上がクランボルツ先生が肝に命じておきなさいよ〜と提唱していたものです。
これはとてもコーチングに近いな〜と私は感じました。
コーチとして活動している私としてへとても親近感をもつ考え方です〜
これがクランボルグ先生の主な考え方で今のキャリアコンサルタントの考え方はこの方の色を色濃く良いも悪いも受けています
ですからコーチングを学んだ方がキャリアコンサルタントを学ぶととても近い感覚になるんですね〜
しかしキャリアコンサルティングとコーチングの違いもあります。
わかりやく言いますと
キャリアコンサルティングはあくまでもキャリアコンサルタントが今クライアントが何に戸惑っているのか?もしくは職業の選択が決まっていない余韻は何か?
をあらかじめて予想や見立てをして
そこに向かって進んでいくことで本人自身がその課題を見つけ向かい合うという手法になります。
ですのでキャリアコンサルタントの「見立て」の発見能力がとても重要になります。
しかしコーチングではそもそも「見立て」をするわけではありませんから
コーチ自身がどこにクライアントの課題があるかわかっていません。
ですのでどこに向かうかはクライアント自身にかかってきます。
良い悪いではなく違いがあるとしたらこのような違いがあったりします。
追加
クランボルツの理論では「学習し続ける存在」としての人間が強調されます。すなわち人間は新しい行動を獲得したり、これまでの行動を変容したりしていくことが可能です。
クランボルツの「計画された偶然性」は
「偶然の掘り出し物に出会うためには、まず行動(アクション)を起こすこと」
が前提になっています。同時にアクションをを起こすためには、自分の目指す方向性を決めなければならない。偶然を生かす(必然化する)ためにも、方向付け(目標)やアクションが必要であると説いています。
そしてこうも述べています。
「たとえ方向性が決まっていなくても何か行動を起こした結果、予期せぬ出来事に出会い、それがキャリア形成に役立つこともある」
とまあとりあず目標が大事だけどそれにこだわって動かないものおかしなもので、目標がなくても行動しまくっていたら結果、キャリア形成になるよ〜ということを説いています
ではもう一人の意思決定論のジェラットはどのような考え方なのでしょうか?
ジェラットはこちらです
グランボルツ先生のまとめ
グランボルツ先生が唱えたのは大きく2つのこと
・意思決定理論:キャリアの決定はその人の意思次第でしょ
・社会的学習理論:キャリアの決定は学習の結果でしょ
・偶発性学習理論:キャリアの決定は偶然の産物である
です。まずそれぞれの違いをご理解くださいね〜
それぞれのキャリアの考え方についてはこちらが理解しやすいかな?