ピンクカラージョブとは?
ピンクカラージョブという名称をご存知でしょうか?
最近はあまり使われなくなった感がありますが・・・
女性従事者が多い職業のことをピンクカラージョブと言います。
具体的にはどのような職業がピンクカラージョブと言われるのでしょうか?
ピンクカラージョブの具体的な職業
ピンクカラーは女性が多い職業の総称だと先ほど説明しました。
多くの職業がピンクカラージョブになります。
そもそもピンクカラージョブはブルーカラージョブという男子の肉体労働が中心の職業との対比で作られたのですが・・・
女性が多い職業といえば
・看護師
・保育士
・家政婦
・秘書
そのほか数多くの職業がありますが、比較的に女性の就業者が多い職業です。
他にもネイリストや歯科衛生士、客室乗務員、福祉関係の就業者など多岐に渡ります。
ではなぜ今このピンクカラージョブというものが注目を浴びているのかというと・・・
ピンクカラージョブは総じて人手不足になっていると言われているからです
ピンクカラージョブはなり手が少ないという事実
ピンクカラージョブは実は総じてなり手が少ないという事実があります。
また一度離れた方がまたピンクカラージョブに戻る確率も低い状況があります。
さらに少子化が重なり、辞めた人は戻ってこない、就職希望者数は減っている・・・
というのが重なって多くのピンクカラージョブを必要とする職種は人材難に悩んでいるということなのです。
ではどうしてピンクカラージョブは人材難になっているのでしょうか?
理由はいくつかありますので解説していきます。
人材難な3つの理由
ピンクカラージョブが人材難な3つの理由をここでは解説していきます。
理由①薄給
まず1番に考えられるのが、給与が低いということです。
実際にこれは大きな問題として横たわります。
実際に4年代を卒業した方が幼稚園の先生として働くよりも企業に入って働いた方がどう考えても生涯年収が高いという事実があるからです。
給与は職を選ぶ上でとても大切な要因です。
同じ仕事をするならば高く評価をくださるところで働きたいということは多くの人が思っていると思います。
ですので、ピンクカラージョブ全部がとは言いませんが、多くの職で給与が総じて低いという点が挙げられます。
理由②労働時間が不安定
これは実は多くのピンクカラージョブに当てはまるのかもしれませんが・・・
就業時間や労働時間が不規則な場合が多いということです。
一般事務でしたなら全部とは言いませんが、多くの場合就業時間があります。
もちろん残業などが発生することも度々ありますが、急な要件があった場合など調整が比較的にしやすいという面があります。
しかしピンクカラージョブは接客業やサービス業が多いので、仕事を明日に持ち越すとか、仕事量を調整するなどの裁量権が本人自体にない場合も多く、労働時間が不安定になりやすいという職業が多いのです。
これは若いうちは良いのですが、年齢を重ねて多くの生涯イベントがある女性などにはとても辛い結果になります。
接客業でお客様がいっぱいなのに、
「子供が熱を出したので帰りたいです」
ということを言えずに飲み込んでいる方も多いのが実情なのです。
これらの経験をすればするほど、ピンクカラージョブに戻ろうという気持ちにブレーキがかかってしまうのです
理由③キャリア形成が見えにくい
ピンクカラージョブ全部に言えることではないですが・・・
キャリアが見えにくいという点もこのピンクカラージョブに人が戻ってこない、または人材不足になる理由の1つです。
理由としては、サービス業や接客業はスキルの差は当然ありますが、そこが給与や役職に反映しにくいという面があります。
スキルや能力は見える化しにくいですし、ピンクカラージョブなどは公的な職業なども多く、大幅な人件費の高騰は会社を運営している立場の方からすれば厳しいのです。
ですので、スキルや能力は全然違う、若年者とベテラン社員が大きな給与の違いがないという状況になってしまうのです。
このように3つの理由があるのですが昨今は少し改善されつつあります。
理由は簡単です。
人手不足
だからです。
この状況が有る限り、少しでも人を採用していかないとピンクカラージョブの運営ができない状況に追い込まれているのです。
逆に言えばピンクカラージョブはほとんどの場合資格や過去の経験があれば仕事というもの自体無くなるということはないということなのです。
女性の管理職がなかなか増えないのもピンクカラージョブの特徴だったりします。
女性管理職がなかなか増加しない理由はこちらの記事に書いております。