面談の専門家(コンサルタント)としての初回面談の注意点
企業内で面談する際にはよく自分自身でも教え子たちにも必ず気をつける必要があることを今日はお伝えします。
1つ目は守秘義務です!
守秘義務
まずは「守秘義務」です。
これは面談中に話した内容を外に漏らさないということです。
まず基本人は自分が話した内容を外に漏らすのではないか?という漠然とした不安があります。
「多分大丈夫だろうけど・・・」
という不安があるのです。
鍵を閉めたつもりだけど大丈夫かな?みたいな不安です。
この漠然とした不安の中では人の気持ちは落ち着きません。
落ち着いた気持ちでなければ話も集中できずモヤモヤ〜となってしまいます。
ですから面談する際は必ず
「守秘義務がありますからこちらの内容が外に漏れることはありませんよ!」
と宣言する必要があるのです。
クライアントの話を他の人に話したくても何があったとしてもその内容を話してはいけません。
この約束を破ってしまうと信頼関係が崩壊します。
実際に私も1度崩壊仕掛けたことがあります。
社内の何かのイベントの際に、本人が参加希望をまだ出していないのに面談中に参加したいな〜と話を聞いていましたので私が良かれと思って先にイベントの担当者に次のように言ってしまったのです
「〇〇さんが興味があるかもしれませんよ」
と言ってしまいました。
担当者は先生が言うから当然、その方にお声かけします
しかし声をかけられた方はなぜ自分に声がかかったのかがわからず困惑してしまいます。
担当者に聞くと
「高木先生が言ってましたよ〜」
となります。
もし自分がクライアントの立場だあったならどうでしょうか?
相手に対して疑心暗鬼になりませんか?
信頼関係を壊してしまったならとても再構築するのは大変ですし、
下手をすると2度と信頼関係を築くことができなくなってしまうのです。
ですから「守秘義務」は絶対に厳守する必要があります。
例外があるとしたら緊急避難の時ぐらいですね
終了時間を伝える
面談をする際に2つ目の注意事項は
終了時間を伝える
ということです。
よく個人間での面談の際に始まる時間は決まっているのに
終了時間が決まっていないままスタートすることがあります。
クライアントの方にとっては気がすむまで話すことができるので終了時刻が決まっていないのは一見良いような気になるのですが・・・
私個人的に言えば・・・
また話をしたいな〜ぐらいで終わった方がクライアントは行動をする可能性が高いような気がしています。
私の私見ですので、データをとったわけではないですが・・・
そもそも終了時間を決めていない面談などしないので参考程度ですが・・・
でも終了時間を決めておく必要があると私はおもっております
私たちは不思議なもので時間が決まっていない場合ついつい意識無意識を置いておいて非効率になりやすいです。
例えば遊びに行く時間が決まっていればその時間に合わせて人は準備しますが、
出発の時間が決まっていない場合ちょっとダラダラしてしまって気づいたらお昼になっている
時間は有限ですので非効率でやる必要はないのです。
ですので終了時刻は最初に伝えておく必要があるのです。
自己紹介をする
実は自己紹介は軽くするのではなく、なるべく詳しく自分の情報を相手に伝える必要があります。
最初はおそらく多くの人が自己紹介をしていると思いますが・・・
相手はあなたのことがどんな人が最初はわかりません
その中で自分の悩みや辛さを話すのでとても最初は不安なのです
ですので最初は面談者(支援者)から自己紹介をしたほうが良いと思います。
この際の自己紹介は自分のストーリーを話すことをお勧めします
どうして今面談者(支援者)として今この場にいるのか?などを説明するとクライアントは安心したりされると思います。
定期的な面談でも折に触れて自分の情報を意図的にクライアントに伝えることは信頼関係を保つ際にもとても必要なのです。
まとめ
面談の専門家(コンサルタント・カウンセラー・コーチ)ならまず最初の面談でしておくべき3つの伝えること
・守秘義務を守ることを伝える
・終了時間を伝える
・自己紹介もしくは自分の情報を伝える
です。すでにやっているという人もいるとは思いますが、基本的なことなので必ずすることをお勧めしています。