女性の7割が昇進を望んでいないという事実

女性の7割が昇進を望んでいないという事実

働く企業でを対象にしたある人材サービス会社「アイデム」のアンケートで衝撃の事実が出ました・・・

ああやっぱりな・・・

と思っていた方もいるとは思います。

その事実とは・・・

女性の7割が昇進を望んでいない

ということです。

今現在役職についていない女性社員へのアンケート結果です。

理由としては

・子育て期での仕事と子育ての両立の不安

・責任が重くなる不安

・家族の協力の不安

など様々上がっています。

このように女性は昇進に対して大きな不安を抱いているのです。

一方企業の方はどうでしょうか?

企業が女性を管理者を引き上げたいと答えた割合は

なんと

69パーセント

企業は女性により活躍してもらいたいと思っている結果だと思います。

しかしここに

昇進を望んでいない女性社員と

昇進を望んでいる企業

とミスマッチが起きています。

このミスマッチを放置しているままだとなかなか女性の管理職の割合は進みません。

ただでさえ同じ女性から見て女性管理者に対する視線は冷ややかです。

女性は多くの場合、グループを作ることを大切にしています。

その中で役職者の女性を同じグループとは感じにくい場合が多いからです。

役職者となるとどうしても会社側から見る場面が多くなり、

同じ女性から見ると・・・

となる場合が多くなっていくからです。

昔からの長い付き合いがある方が周りの部下に入ればまた違うのですが

役職者になると転勤や部署変更なども行われ、どうしても孤立しがちになるのです。

さらに非役職者から見れば

実際の女性管理者が幸せそうに見えない

という理由もあるのかもしれません。

結婚が幸せであるという定義は今現在当てはまらないかもしれませんが

データとしてこのようなデータがあるのも事実です。

男性管理職は8割が既婚者なのに、女性管理職は半数近くが未婚

男性管理職は8割が子持ちなのに、女性管理職は過半数が子供がいません

結婚や子どもが幸せのすべてというわけではありませんが・・・

部下から見たらあまり幸せそうに見えないという事実もあります。

また懐事情も女性管理職は男性管理職に比べて寂しい結果になっています。

男性管理職の平均年収は890.6万円

女性管理職は618.9万円

と実に250万円以上の開きがありました。

お金がすべてとは言いませんが・・・

このように役職についていない方から見て

女性管理者というのは決して憧れているものではなく、

むしろ女性としてはただただ

「大変そうだな・・・」

という思いが強いのかもしれません。

ではこのような理由があるとしても企業としてはどのようにすれば良いのでしょうか?

最初のステップとしては憧れる女性管理職を作ることがまず第一歩かもしれません

最初のステップとして「家庭と仕事を両立させながら、管理職として活躍する」女性管理職の事例を増やすことだと思います。

これが言うのは簡単ですが実際にやると結構難しいのですが・・・

現状の日本の企業は、育休の延長や短時間勤務制度の普及など各種両立支援制度は、他の先進国と比べて、かなり充実してきています。

しかし短時間制度を取りながらも管理職に登用された、出世したという例はほとんどありません。

まあ正直他の社員より早く帰る方を管理職にあげるというのは日本の現企業風土的に難しいのかもしれません。

しかしそこは一歩進んで、短時間勤務制度を利用していても、仕事の生産性を上げて、充分に目標を達成している女性ならば、どんどん管理職に登用してもいいのではないでしょうか?

こうなると生産性がわかりやすくなっている企業が前提になるので・・・

職種として限られるのも確かなのですが・・・

サービスや接客業が多い昨今の日本では、生産性をどのように評価するのか?というのも一つの課題かもしれませんね。

ABOUTこの記事をかいた人

運営者:高木鉄平 1978年生まれ。26歳から事業を起こし累計で30億円以上売り上げた実績を持っている。 2010年よりコーチングやカウンセリングを主体とした人材育成を各種企業団体で行っている。育成人数は述べ5000人以上!詳しいプロフィール「高木鉄平」をクリック