多くの会社でコミュニケーションが大事だと言われています
この言葉に反対の意見をいう方はほぼいないでしょう
コミュニケーションがあればより円滑な組織運営を行えますし、
ミスや伝達不足による意見の齟齬も存在せず、
上司も部下も快適な職場環境があることによって、より仕事の効率や業績のアップが図れるのではないかと考えられるからです。
確かに私もそう思います。
しかしここであえて言わせて貰えば・・・
コミュニケーションというのはただの「言葉」に過ぎないということなのです。
ですからコミュニケーションと一言で言っても上司においての「コミュニケーション」と部下においての「コミュニケーション」または経営者においての「コミュニケーション」と実はバラバラだったりします。
言葉合わせはとても大切なことなので会社内で「コミュニケーションができている」とはどのような状態を指すのか?
ということを実は決めておかないといけないのです。
これは法人様によって様々ですのでどのような定義でもよろしいと思っています。
ここでは定義よりも大切なコミュニケーションができたとしてその結果何を望むのか?
というを決めることのほうがとても大切なのです。
コミュニケーションができた結果あなたは何を望みますか?
ということなのです。このことをしっかりと明確にしていかないといつまでも研修や会議、飲み会ばかりしてしまうことになってしまうのです。
その結果、会社の業績が良い時は良いのですが、悪くなった時に一番に研修や飲み会などを止めてしまうのです。
これは企業として研修や飲み会などを止めることを間違っている合っていると言っているわけではありません。
ゴールを明確にしておかないといけませんよ
というお話なのです。
私はコミュニケーションがうまくいった結果何をどうなるのか?
という私なりの答えを持っています。
確かに業績を上がるとここで大きな声を出して言いたいのですが・・・
業績は何か一つの結果ではなく、たくさんの要素の組み合わせで上がっていくと私は思っていますので、コミュニケーションができているからといって業績を上げると言い切ることはできません。
ではコミュニケーションをとること自体無意味かというとそうではないと思っています。
私自身はコミュニケーションができていればいるほど・・・
次のような結果になるとお伝えしています。
それは
「改善案が部下から上がってくる」
です。
これはコミュニケーションができている職場では効果があるなしではなく、改善案の数が増えてくるとお伝えしています。
なぜでしょうか?
私たちが改善案や意見を上司や会社に上げれない理由としては、相手の望んでいることがわからないからです。
相手が望んでいればその相手が望んでいることをしてあげたいと思うような心の優しい方が実は多かったりします。
多くの方は上司や取引先にためになることをしたいと思っています。
しかし相手が望んでいることがわからないのです。
相手にとって望んでいないことを提案して怒られたり、不機嫌になったら困ると思っていますので、私たちは提案や意見を言うことをしないのです。
ですからまず相手が何を望んでいるのかを分かる必要があるのです。
ではどうやったら相手の望んでいることがわかるのでしょうか?
様々な手段があると思います。
会議の中での言葉から想像したり、一緒に飲みに行ったり、面談したりとどのような手段でも良いと思います。
コミュニケーションが大事だと言われているのではその結果
「相手の望んでいることがわかっている状態がコミニケーションができている状態」
だからなのです。相手の望んでいることがわからない状態はコミュニケーションができていると言えないのです。
ですからまずは相手の望んでいることを何でも良いので1つ2つ見るけることが必要なのです。
しかし、私たちはおいそれと自分の望んでいることを相手に伝えることはありません。
馬鹿にされたり、適当にあしらわれたりすると傷つくからです。
ですからまずはどんな話をしても大丈夫だなという安心した状態を作る必要があるのです。
ではどうやったら安心した状態を作ることができるのか?
これはまた今度お伝えしていきます。