メタ認知とは?意味や解説

メタ認知

メタ認知という言葉をご存知でしょうか?

今日は「メタ認知」について解説していきます。

ウィキペディアでは「メタ認知」のことを次のように解説しています。

「メタ認知」とはとは認知を認知すること。人間が自分自身を認識する場合において、自分の思考や行動そのものを対象として客観的に把握し認識すること。それをおこなう能力をメタ認知能力

う〜ん何を言っているのかわかりにくいので解説します。

まず言葉の意味です「メタ認知」とは「メタ(高次元な・超)」などの言葉と「認知」という言葉が合わさってできた心理学用語になります。

ちなみに心理学用語での「認知」は客観的に自分の思考や行動を認識することとなります。

ですのでメタ認知とは簡単に説明しると「高次元に自分の思考や行動を認識すること」となります。

別の表現をすれば自分の言動などを客観視できる能力となります。

または「俯瞰して自分の言動を見ることができる能力」と言えるかもしれません。

私たちは自分の行動を客観視できている場合とそうでない場合があります。

ゆっくりお風呂に入っている場合や一人でいるときなどは比較的に客観視できていると言える人もいるかもしれません。

逆に客観視できていない場合とは感情の揺れ幅が大きい場合が多いです。

例えば激しい口喧嘩した場合のことを考えてみてください。

どうして喧嘩したの?という質問に

「覚えていません」という場合はメタ認知能力が低い方つまり自分を客観視できない方の答えとして多かったります。

メタ認知能力の高い方つまり客観視できるからすると「喧嘩の原因を覚えていないなんてそんなわけないやろ〜」となります。

しかしメタ認知能力が低い方だと本当に覚えていなかったりするのです。

というのは私たちの感情の変化はとても脳に影響を与えます。

激しい感情の変化が起きると脳内ブレーキがかかり、その事象自体を記憶から外してしまいます。

人が強い心理的なショックを受けると記憶が欠落するということは周知の事実です。

ですから激しい喧嘩をした後にそもそも何で喧嘩をしていたのかさえ忘れてしまっているということを皆さんも1度くらい経験されているのではないでしょうか?

メタ認知能力つまり自分の言動を客観視できる能力が高い低いは人それぞれだと思います。

どちらが良い悪いということはないと私個人的にはないと思っていますが・・・

目標達成や夢を実現している方の多くはどちらかというと

メタ認知能力が高い方が多いように思えます。

ではなぜメタ認知能力の高い方が夢や目標を達成できる割合が高いのでしょうか?

メタ認知能力が高いと夢が叶いやすい?

例えば、なんとなく営業をしている方がいたとします。

結果はどうでしょうか?おそらく上手くいくときもあればそうでないときもあるでしょう。しかし全体的に見ると思っているよりも芳しくない場合が多いでしょう・・・

その状態を繰り返したところで多少良くなるかもしれませんが結果はなかなかついてこないのではないかと想像できます。

ではメタ認知能力が高い方はどうのような考え方をするのか?

最初は一緒です。人の能力はさほど違いはありません。しかし仕事が慣れてからが違ってきます。

メタ認知能力の高い方は何が自分に足りなかったのか?何をどうすればよかったかをより深く客観視するのです。

いやいやみんなそんなことは考えているよ

と思われる方も多いと思いますが・・・

根本的な違いは自分がそこでどのような言葉を使ったか?体の動きや、表情、声のトーンなどをメタ認知能力の高い人ほどよく覚えているのです。

覚えているからこそ反省点が生まれ、より改善することができ、結果が出るのです。

しかし、メタ認知能力の低い方は、はっきりと覚えていませんから結果うまくいけばラッキー、うまくいかなかったら残念となり、改善することが難しいのです。

上司に「何が悪かったかわかるか?」と聞かれて・・・

「いや全然わからないです。」と答える人か?それとも「あそこで資料を出すのは早かったと思います。というのは相手の表情が資料を出した瞬間に警戒の表情になったのが見えました」と答えるかの違いです。

どちらが今後伸びていくでしょうか?

多くの方が後者の方の方が今後も伸びていくのではないかと思われたのではないでしょうか?

これがメタ認知能力の高い人と低い人との差になって表れます。

ではこのメタ認知能力の高低は生まれつきで決まっているのでしょうか?

いえいえそんなことはありません。この能力は鍛えることができます。

ではどうやって鍛えていけば良いのでしょうか?

メタ認知能力の鍛え方

多くの方法があります

ここでは過剰書きで説明ます。

●日記を書く

●録音録画をする

●鏡を見ながら話す

●他人からフィードバックをもらう

様々な方法があります。

ここで一番大事なことを知らない自分を知ることができるのか?ということです。

私たちは自分のことを知っているようで知っていません。

様々な方法はありますが、まずは自分自身のことをよく観察することから始めることが一番の近道だと言われています。

まとめ

●メタ認知とは、「客観的に自分の思考や行動を認識すること」

●メタ認知能力に高低の差があるが、高低の差が良い悪いを指すわけではない

●鍛え方はまず自分を知ること

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運営者:高木鉄平 1978年生まれ。26歳から事業を起こし累計で30億円以上売り上げた実績を持っている。 2010年よりコーチングやカウンセリングを主体とした人材育成を各種企業団体で行っている。育成人数は述べ5000人以上!詳しいプロフィール「高木鉄平」をクリック