今日はダウンシフトについて解説していきます。
そもそもダウンシフトは誰が唱え、どのような意味があるのかをまず最初に簡単に解説しますね
ダウンシフトの意味
そもそもダウンシフトは英語表記で「Downshifting」となります
日本語での直訳では「下の方に意識的に移っていく」という意味になります。
ここから生活様式を物質的な豊かさを求めるためにあくせく働いたり、無理をするよりもあえて、経済規模を小さくし、精神的に時間的にゆとりのある暮らしを選ぶ生活様式にしていく
という意味が「ダウンシフト」という意味になります。
ではこの「ダウンシフト」という考え方は誰がいつ提唱したのでしょうか?
ダウンシフトの提唱者
ダウンシフトの提唱者は「ジュリエット・B. ショア(Juliet B. Schor)」という名のボストンカレッジの社会学教授です。
このダウンシフトが有名になったのは彼女の著書である『浪費するアメリカ人』とうい書物です。
書かれたのは2000年になります。
1990年代のアメリカの大量生産・大量消費に疑問を感じ、生活スタイルを変化させる人々が現れてきたと解説しています。
まあ簡単に本の内容を解説すると
過剰労働と過剰消費を繰り返すことによって労働と消費を絶え間なくすることで1990年代は動いていた。
その根本原因である「労働と消費の悪循環」を断ち切ることを意識的にして、あえて今までの生活より一見して減速しているような生活をしませんか?と書いてある
あえて過剰労働と過剰消費をやめることで、時間的・精神的な余裕が生まれる。その余裕を使って家族と一緒に過ごしたり、余暇を楽しむようにする生き方もありますよ〜
とまあざっくり言うとこんな感じの書物です。
もっと簡単にいうと、年収を減らして、余暇をもっと楽しみましょ!収入が減った分は支出を減らしましょ
という感じです。
ダウンシフトのまとめ
だうんしふととは、過剰生産・過剰消費をやめて、意識的に減らした収入の中でやりくりし、その分余暇を多めにとって楽しみましょ
ということです。
個人的な見解としては2000年の書籍であるのですが、今のコロナの時代にマッチしているのはないかと思います。
実際にダウンシフト的な生き方をしている人のことをダウンシフターといういうらしいです。
働きも無理せずに、ぼちぼち稼いで、自分で米や大豆を育てて、楽しく過ごす
本来人はそのような生き方のほうが健全な精神が育つのかもしれません。
資本主義経済は、経済を大きくすることを前提としていますので、全人類がこのダウンシフトしたら経済は大きくはならないはずですので世界はどうなるのか?新しい政治体制が生まれたりするのではなど考えたりしました。
全部が全部ダウンシフトする必要はないとは思いますが、部分的にもダウンシフトした方が良いかもしれません。
例えば無理な残業や休日出勤に勤しむ会社員や、塾や習い事に追われる子供達など
本来の私たちの生活に本当に必要なのか?むしろ収入を3割減らして暮らすことはできないのか?
など今コロナの時代だからこそ一度考えてみることも今ならありかもしれませんね