シュロスバーグ(転機|4S|トラジッション)

シュロスバーグは、キャリアの発達は「転機」の連続であると言っています。

ではシュロスバーグが言う「転機」とは一体どういったものなのでしょうか?

転機とは

転機とは私たちが人生で経験するさまざまな出来事で、自分の人生に大きな変化をもたらすような出来事を転機として定義される。(例として、就職、転職、結婚、離婚、親の死など)

シュロスバーグはキャリアの発達にはこの「転機」の連続であることを考慮する必要があり、キャリアの発達にはこの「転機」を上手に捉え、対処することが大事だと考えました。

ではその転機を上手に対処するためにはどうしたら良いのでしょうか?

点検

シュロスバーグは「転機」を上手に対処するためには「点検」が必要であると言っています。

では一体何を点検するのか?というと次の4つのSを点検することがまず第一である言っています

4つのS

①状況(Situation)

原因は何か

予期可能なことであったか

一次的なことなのか

過去に経験したものか

前向きに捉えているか

②自己(Self)

個人的特徴(性、年齢、健康状態、社会的地位等)

心理的資源(性格、価値観、信念・信条、行動様式等)

③支援(Support)

身近の関係者(家族、親族、友人、上司、同僚等)

専門家、専門機関

④戦略(Strategies)

状況を変える対応

認知・意味を変える対応

ストレスを解消する対応

まずこの4つのリソースを点検することが「転機」を上手に対処するために必要ですよ〜とシュロスバーグは言っています〜

ちなみにシュロスバーグは女性で日本にも来日し講演しているんですよね〜

シュロスバーグの理論をもう少しわかりやすく説明すると

シュロスバーグ以外の方の多くのキャリア理論は、人生を時間軸上の連続として捉えています。 年齢などを考慮してキャリア理論を構築しているものが多いです。

しかしシュロスバーグは人生を時間軸上の連続として捉えるのではなく、人生をさまざまな転機(トランジション)の連続として捉えるところに大きな違いがあります。

人生に多大な影響をもたらすような出来事を「転機」として、これらひとつひとつの転機をどのようにのりこえたら良いのか?

そのノウハウを体系化したものがこのシュロスバーグの理論です。

ABOUTこの記事をかいた人

運営者:高木鉄平 1978年生まれ。26歳から事業を起こし累計で30億円以上売り上げた実績を持っている。 2010年よりコーチングやカウンセリングを主体とした人材育成を各種企業団体で行っている。育成人数は述べ5000人以上!詳しいプロフィール「高木鉄平」をクリック