パラレルキャリアとは?メリットデメリット

パラレルキャリアの概念

皆さんパラレルキャリアという言葉をご存知でしょうか?

キャリアと名が付いているのでなんとなくお仕事に関することかな?と想像できるとは思います。

今後のご自身の仕事に関する大切なことですので

今日はこのパラレルキャリアの意味やそのメリットやデメリットを解説していきます。

パラレルキャリアとは?

パラレルキャリアをまず英語表記すると「Parallel career」となります。

この概念を生み出したのはかの有名な経営学者の一人である

ピータードラッカー

です。

ピータードラッカーは自身の著書である「明日を支配するもの」の中で次のように定義しております。

今後人の寿命はますます伸びていくだろう!それゆえに人は一つの組織や会社に依存して仕事をして続けるのは限界がくるかもしれない。ゆえに一つの仕事や一つの組織に依存して同じ仕事をやり続けるだけでなく、それとは別の道も探すべきだと提唱しています。

このそれとは別の道このことを「パラレルキャリア」とドラッカーは定義しました。

つまり、今やっている仕事以外の別の仕事(ボランティア等も含む)もやっていきましょうということです。

ではこの別の道「パラレルキャリア」を進めばどのようなメリットがあるのでしょうか?

次はパラレルキャリアを進むことで得られるメリットを挙げてみようと思います

パラレルキャリアのメリット

①スタートが気軽にできる

パラレルキャリアのメリットとして気軽にできるというのが1つ挙げられます。

「楽しそうだったから始めました」「友達がやってるから」「なんとなく」などなど軽い気持ちで始めることができます。

これが本業だとこうはいきませんよね。なんとなくスタートしてみるというがパラレルキャリアのメリットです。

②本業に好影響を与える

これはちょっとやられたことのない方には不思議に思うかもしれませんが、パラレルキャリアを目指して行動していると本業にも好影響を与え出します。

というのは新たなことを経験することで今までと違ったものの角度で見ることができるようになるからです。

  ③仕事以外の人とつながることができる

私たちは多くの方と繋がっているようで今人との繋がりが気薄になっていると言われています。新たな人との出会いも放っておくと全くない状態になってしまう場合があります。

しかしパラレルキャリアを進めていけば良くも悪くも人と繋がります。またこれは本業とは違うので良い意味での刺激を受けやすい状態になります。

 ④等身大の自分に気づく

パラレルキャリアでは肩書きが通用しません。「●●会社の〜〜です」というのがなくなり、あなた個人でお仕事や信頼をとることが求められます。

これが最初大変と感じます。

なぜならまずはあなたがどのような人なのかを相手に伝える必要があるからです。そこで自分の力のなさやまた逆に自分の良いところなどを等身大の自分に気づくことができるのです

⑤夢を叶えられる

若い頃に漫画家になりたいと思っていたが、何かしらの障害でその道を諦めざるをえなかった方が、ボランティアやバイト感覚でお仕事をできたりします。これは自分のセルフイメージを上げる上でとても有意義に感じます。

⑥本格的な起業の準備期間として

簡単に起業と書きますが・・・実際に起業して一人としてやっていくには様々な努力が必要になります。はい起業しましたからといって次から次へ仕事が来るというのは幻想です。

もちろんそういう人がゼロとは言いませんが、そのような方は少ないと言えるとおもいます。ですからせめてある程度の実績や信用がつくまでの準備期間としてパラレルキャリアを作っていくというのは一つの方法だとおもいます
まあこのようにパラレルキャリアにはいろいろなメリットがあります。

私個人的に言えば、気になったことはず〜ときになるものですのでチャレンジするならこのようにパラレルキャリアを意識してやってみるのも一つの方法ではないかと考えています。ではデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?

パラレルキャリアのデメリット

良いことづくめのように考えられるパラレルキャリアのデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?

ここでは代表的な例を挙げておきます。

①周りからの理解は期待できない

これは実際にある話なのですが、多くの日本人が一つのことをコツコツやることを好む傾向が強いため、またご自身がそのような経験をしているためか、あまり理解を得られません。

なぜならまだそのように活動してる方が少数なので、残念ながらあまり大ぴらにやると上司や同僚などに嫌わるリスクになります。

ひどい場合にはそのような片手間にしているからだ。と意味のない中傷や叱責を受ける場合すらあります。

ですので、周りに理解してもらおうとか応援しもらおうと思う方々はちょいと最初は厳しめのスタートとなります。

結構な方が、会社には黙っていしている状態かもしれません

②時間がいくらあっても足りない

これは忙しい昨今の皆様の時間がより足りなくなります。

私たちの時間は有限ですからこのパラレルキャリアが忙しくなればなるほど本当に目の回るような状態になっていきます。

まあ本人はそれで好きなことをしているから問題ない場合も多いですが、ご家庭や恋人からの理解は得にくく、ここも続きにくい一つの要因になりやすいです。

③会社の副業禁止に引っかかる

まだ企業においては副業禁止になっている場合が多いです。

例えばこのような規定があるにもかかわらず、パラレルキャリアが進んでいくと必ずどちらを取るか?という選択を迫られる場合が出てきます。これによって本業の昇進が見送られたという話も聞きますので注意が必要です

まあ代表的なもの3つぐらいあげましたが・・・

小さく始める分には問題はないと私は思っています。

やりたいことをやってそれでうまくいったならそれでよしなのではないでしょうか?

ぜひあなたがしたいことをチャレンジしてみてくださいね

そもそもキャリアなどは偶発的に決まるのではないか?

昔の偉い先生は言っておりました

その先生の名はクランボルツ先生です。

ですからしたい仕事をすると言うのはキャリアの面でも正しい?のかもしれません

クランボルツ先生のキャリア偶発性学習理論

ABOUTこの記事をかいた人

運営者:高木鉄平 1978年生まれ。26歳から事業を起こし累計で30億円以上売り上げた実績を持っている。 2010年よりコーチングやカウンセリングを主体とした人材育成を各種企業団体で行っている。育成人数は述べ5000人以上!詳しいプロフィール「高木鉄平」をクリック