センスメイキングという詞をご存知でしょうか?
今日はカール・ワイク氏が提唱した「センスメイキング」について解説していきます
センスメイキングの意味
そもそもセンスメイキングとはどのような意味なのでしょうか?
英語表記でいいますと「Sensemaking」となります。
意味としては「人間が経験から意味を与える過程を言う」となります。
まあ平たく言えば、何かの出来事や事象に対しての「意味づけ」「決めつけ」などの表現になると思います。
ではそもそもいつ頃または誰が提唱したのでしょうか?
センスメイキングの提唱者カール・ワイク氏です。
この人実はとても有名な組織理論の学者さんです。この方は一躍有名にしたのは「マインドフルネス」と言う概念です。
マインドフルネスはかなりメジャーな概念になってきましたので、かなりの大物ですね
ではこのセンスメイキングとは一体どのような概念なのでしょうか?
センスメイキングの概念
センスメイキングは組織における意思決定にどのような要因がどのような形で影響しているのかなどを体系化したものになります。
カール・ワイク氏は主に7つのことが組織の意思決定に大きな影響を与えると伝えております。
センスメイキングの7つの特性及びプロセス
センスメイキングはわかりやすくいうと7つのプロセスがあり、それによって作り出されます。
アイデンティティ
自身や自身が所属する組織が何かというアイデンティティに基づいている
つまり私たち組織は何を目的に活動しているのか?私たち組織の存在意義は何なのかが明確になっているということ。
結構あやふやな組織が多い中、こちらをバシッとしている企業は少ない。
イメージで言えば「経営理念」を組織に属する人が理解実践している状態になることがアイデンティティにおける理想かな?
振り返り
センスメイキングは現在進行形ではなく、過去を振り返ることで可能になる
結局これはどのようなことかというと、人や組織は今現在進行形のことはよかった悪かったと断じたところで主観的な視野が入るのでわかりっこないということ。基本何が正しかったのか間違っていたのかなどは過去の状態になって初めてわかることであるということ
振り返りの重要性を伝えている
イナクト
イナクトとは「制定」。行動と環境は相互規定的な関係にある
私たちが行動を促すにはその指針となる法律が必要になり、その法律は私たちの創造から作られるものである。まあ簡単に言えば法律みたいに社会秩序が必要だよ〜的なこと
社会性
主体と客体が切り離せない相対主義の中に生きている
私たちは日々活動することでいろいろな影響を周りに与えているし、また与えられているよ〜ということを忘れないようにということ
進行中
センスメイクには始まりもなく終わりもない。意味づけを修正していく循環プロセスの中にある
基本組織の行動などは始まりもなく終わりもないよ〜まあありていに言えば継続することがとっても大切だからねということ
抽出された手掛かり
認識されたものは常に全体の一部でしかない
様々な実験やアンケートをしたところで全部がわかった気になってはダメですよ。どんな意見や要望を全体から見えれば一つの部分でしかないですからそのことを忘れずに
説得性・納得性
正確さよりももっともらしさのほうが自身や他者を納得させられる
まあ正確なことが全てにおいて優先されるわけではないですよ〜的なこと
センスメイキングは、とは結局組織の意思決定の意味付けの解説で7つほど段階がありますよ〜的なことです