キャリアコンサルティングのプロセスを説明していきます。
プロセスは大きく分けて全部で8つ
①相談場面の設定→②自己理解→③仕事理解→④啓発的経験→⑤キャリア選択にかかる意思決定→⑥方策の実行→⑦新たな仕事への適応→⑧相談過程の総括
①相談場面の設定
最初にクライアントと話す際に場面設定が必要になります。
これは相手との信頼関係を築く上でとても大切なものになります。
これができていないと安心してクライアントは話すことができずキャリアコンサルティング自体の意味も失われかねないので注意が必要です。
目的としては2つ①ラポールの形成と②相談の目標、範囲の明確化
ラポールの形成
ラポールの形成とは一体なんでしょうか?
ラポールというのはクライアントとキャリアカウンセラーの信頼関係ができている状態です。
この状態ができていないとクライアントは素直に話すことができず、得たい結果が得られない場合がありますのでとても重要です。
ではどうやったらこの状態になることができるのか?
方法はいろいろありますがここではシンプルな表現をすると
「相手の経験している世界」を経験する
と言われています。詳細はまた別の機会にご説明します。
相談の目標、範囲の明確化
キャリアコンサルティングを始める前にこのことを最初に決めておく必要性があります。
このことはとても重要です。
クライアントの満足感やキャリアカウンセラーの進み方にも影響を与えます。
ゴールがわからず進むのと時間いっぱいでここまで進みたいと決めて進むのとでは結果は全然違っていきますのでこのことも場面設定で大切にしておきたいポイントになります
②自己理解
自己理解を進めていくための支援をここでは行っていきます。
具体的な施作としては
・職務経歴の棚卸
・職業能力の確認作業
・キャリア指向性の明確化
・個人を取り巻く諸条件の確認
③仕事理解
よりスムーズな仕事をしていくには仕事の理解をすることが大事なことです
具体的には
・希望する職業情報の提供
・職業を取り巻く環境に関する理解の促進
④啓発的経験
啓発的な経験を行うことにより視野が広がり、多くの選択肢が出てきやすくなります
具体的には
・啓発的経験を行う意義や目的の理解の促進
・啓発的経験を行うた目の情報提供
⑤キャリア選択にかかる意思決定
キャリア選択にかかる意思決定を促すためにどのような支援が必要なのでしょうか?
具体的には
・中長期・短期の目標設定の支援
・目標を実現するための方策策定支援など
⑥方策の実行
⑤で決めた方策を実行に移すための支援です
具体的には
・相談者の動機付けの支援
・方策実行のマネジメント
⑦新たなる仕事への適応
新たな仕事へどのように適応していくのその支援をどのように行う必要性があるのでしょうか?
具体的には
・必要な情報提供(労働法や民法など)
・メンタル面のサポート
⑧相談過程の総括
具体的には
・相談過程の評価
・面接の適切な終結
などキャリアコンサルティングは主に8つのプロセスに分かれています。
今現在どのプロセスにいるのか?考えながら進めていくのかキャリアコンサルティングには必要だと言われています。
キャリアコンサルティングの意味をより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください