あなたの仕事の業績があがらない3つの罠

あなたの仕事の業績があがらない3つの罠

罠というのは一見すると良いと思われることが知らず知らずのうちに被害を受けることを指します。
実は業績をあげるためには自分が良かれと思っていることがよくないということがあるのです。
皆様がよく陥りやすい代表的な罠をここで説明します。

【やる気が一番大切!】

業績が上がらない3つの罠のうち1つはやる気が大事だと思っていることです。
確かにやる気はないよりもあったほうがいいと私も思いますが、業績を上げるために必ずやる気が必要なのか?といいますと決してそうではないのです。というのは業績を上げ続けている方を見ていますとやる気のあるように見える方もいればやる気のないように見える方もいらっしゃいます。
やる気のあるように見える方が業績を必ずしも上げ続けているわけではないですし、やる気のないように見える方が業績を下げ続けているというわけでもないのです。
やる気の有無と言うのは実は周りからは見えにくいですし、むしろ本人すらよくわかっていないと言えるものなのですね。
例えばこのような情景をよく見ます。
上司と部下との話し合いの中でこんな光景はありませんでしたか?

上司「最近成績が良くないが?やる気はあるのか?」
部下「はい!やる気あります!」

このようなやり取りを1度や2度自分で言われてことや言ったっことはありませんか?
しかし考えてみると私たちの「やる気」というものは感情ですので人によって解釈も違いますし、測る基準すらありません。
上司の「やる気がある状態」と部下の「やる気がある状態」はもしかしたら根本的に違うかもしれません。そもそも「やる気がある状態」の答えなど誰にもわからないのです。
ですのでも答えがないものをを追い求め続けても実は業績は良くなりません。
しかしそのことをわからずについつい「やる気」を探し続けてしまうのです。その結果資源は有限ですから本来業績を上げるところに必要なものが行き届かず業績が上がらないという状態になってしまうのです。

やる気は測れないのです。

やる気自分はあると思って頑張っているにもかかわらず上司からやる気がないやる気がないやる気がないだから結果が出ないんだもっとやる気を出せ。と言われたらあなたはどう思いますか?多くの方は混乱されるのではないでしょうか?自分はやる気なのにそれを否定される。どんどん自分に対しての自信もなくなっていきます。自信の無い方に商品を売れるのかっていうと非常に売りにくくなると言うふうに思わざるをえません。ですからやる気は大切なファクターではあるかもしれませんがやる気の有無が業績に直接結びつくかどうかは実はあまり関係がないのです。
これが1つ目の罠です。

【ボジティブこそ最高だ!】

2つ目の罠はネガティブはいけないポジティブこそ良いと言う考え方です。実は心理学的な面で言うとポジティブでもネガティブでもさほど結果は変わらないと伝えています。ポジティブな考え方の方が必ずしも業績を上げているかというとそういうわけでもありませんし、ネガティブな方が業績を上げていないと言うわけではありません。ですのでポジティブネガティブっていうのは業績を上げるって言う感じで言えばさほど大きな違いは無いのです。しかしポジティブこそ持っている方がネガティブな部下によくこのような会話をしているのを見かけます。
「この案件についてどう思う?」
「この案件は少し厳しいんではないでしょうか。この点やこの点が少し自分的にはうまくいきそうには感じません。」
「いやいやお前はどうしてそんなにネガティブな発想なんだもっとポジティブに考えていこう考えなければうまくいくも行かないだろうまず思うことが大事だろう。」
と言うような会話の流れになります。しかし実際に部下にしてみたら自分も関わる案件だった場合この気になっている部分がありますのでおそらくうまくいかないと思ってしまいます。その結果その案件はうまくいく可能性が限りなく低くなるのです。
一度ネガティブに考えた場合、その原因を取り除かない限りポジティブには考えることができにくいのです。そのことを専門用語では『消極的バイアス』と呼びます。
消極的バイアスはペンシルベニア大学の心理学部教授Paul RozinとEdward Royzman氏が唱えた考え方です。
バイアスってのは先入観とか偏見という意味です。
例えば美味しそうなピザの上をゴキブリが通り過ぎた場合ピザを食べたくなるでしょうか?ほとんどの人が絶対食べたくはないと思うのではないでしょうか?
また逆にゴキブリの上に美味しそうなピザがあっても食欲はわかないでしょう。
これは良い事に対して悪いことをかぶせた場合私たちは悪い方を考えてしまうということです。

一度ネガティブに考えてしまった場合、ネガティブを考えるなと言われても考えてしまうのです。

ですからネガティブに考えてしまう方がいたらその中でどのように業績を上げていくかを考えてもらう必要性があるのです。

先ほどの例で言えば、ゴキブリが通り過ぎたピザを親が子供に大丈夫だ食べなさいと言っても食べないわけです。しかし子供もピザは食べたいのですから、子供に任せてみてはどうなるでしょうか?おそらく子供は通り過ぎた部分を切り取って、ゴキブリが触れていないところを食べる子もいるでしょうし、具を全部捨てて再度焼き直す方もいるかもしれません。
本人の行動しかネガティブを取り除く方法はわからないのです。

またネガティブに考えるのは悪いことばかりではありません。

天気予報が50パーセントだったとします。
ポジティブに考え降らないだろうと思って雨に濡れて商談に濡れて商談の場所いくのと、ネガティブにとらえ雨が降るかもしれないと雨具を用意していくのとでは?この場合でいけば結果としてはわかりませんが、精神的には雨具を持って行ったネガティブの方が良かったということになります。
ネガティブポジティブは味方の問題であって結果に対しては大きな差はないのです。

【一発逆転!】

3つ目の罠は一発逆転を狙うことです。
私たちは自分の状況が悪くなりだすと、一発逆転を狙いたくなります。
今の状況が厳しければ厳しいほどこの一発の魅了にとりつかれます。この一発で現状の閉塞感から抜けれるかもしれないという魅力はなかなか抗しがたいもの事実ですが・・・
多くの方と話をさせていただいてうまくいっている方こそコツこつやっています。
もちろん一発逆転が悪いと言ってるのではありません。勝負どころでは大きくはる必要性があるのも事実です。しかし大きくはる場合でも全く関係ないものに手を出してうまくいっている方は少なく感じます。
例えば、どうしても仲が良くなりたい相手がいた場合、コツコツメールするという以外に、会う機会を増やしたり多くの場合恋愛の際に行うでしょう。仲良くなるために思い切って近所に引っ越すということもできるかもしれません。
しかし相手のことを良くもわからないのに、たくさんのバラをいきなり送ったりされないと思います。
もちろんバラが大好きでそれがピタッと来てうまくいくということがないわけではありませんが、それでもリサーチが必要だと思います。
業績アップも同じ理由でコツコツやっていくことが大事だお伝えしています。
小さな組み合わせの上でしか結果が出ないそのことをついつい忘れて一発逆転の魔力に引き寄せられてしまうのが3つ目の罠です

このように3つの罠があります。
この考え方はもしかしたら皆様も聞いたことがあるかもしれません。
しかし自分が思っている事は自分が経験しないとなかなか覚え続けることができないと言われています。
エビングハウスの忘却曲線の説明
「エビングハウスの忘却曲線
実験の結果、記憶の保持率が20分後には58%、一時間後には44%、一日後には26%、31日後には21%まで低下することが分かっています。

では少しでも記憶の定着を促すために私たちはどうすればよいのでしょうか?
それは「振り返りをする」ということです。
しかし忙しい現代において振り返りを行う作業はなかなかできていないというのが現状なのです。
1人で振り返りができれば実は手軽で良いのですが、実は私たちの脳の仕組み上1人では振り返りは非常に困難を極めるのです。
というのは私たちの脳は1つの事しか基本的には集中できませんのであれこれと同時に考えることが実はできないのです。例えば赤い花を想像してくださいと言われたときに青い花は想像できないのです。このように私たちの仕組み上1つのことしか考えれない。
複数の仕事を同時に進めることは、忙しい人にはよくあること。しかし、そのような仕事の仕方=「マルチタスク」は脳によくない、という研究結果でも明らかななのです。
米Entrepreneurの記事に、「シングルタスク」の著者デヴォラ・ザック氏の次のように説明しています。
ザック氏いわく、そもそも「脳は同時に2つのことを考えることができない」のだそうです。
「みなさんがマルチタスクと呼んでいるものは、神経科学者の言うところのタスク・スイッチングです。(2つを同時に考えているのではなく)複数のタスクを短時間で行き来しているのです」

ですからご自身で考えると質問と答えを両方同時に考えるとすごく脳へに負担が大きいのです。
2つの机を行ったり来たりしながら作業しているようなものなのです。
ですから2つのことを同時に考えるのは
非常に困難な状況もしくは慣れが必要になってきます。
これはとても効率が悪いのです。
1人で考え込むよりも人と話をしていた方が多くの気づきを得られるのは1つのことだけを集中して考えることができるからなのです。
ですので実は振り返りをするのは1人よりも2人でやる方がより効率的なのです。片方は質問するだけもう片方は考えるだけ。
この振り返り方法の方が考えに没頭できるのです。
この振り返りを社内でやる場合が「面談」という形になるのです。

ABOUTこの記事をかいた人

高木鉄平

運営者:高木鉄平 1978年生まれ。26歳から事業を起こし累計で30億円以上売り上げた実績を持っている。 2010年よりコーチングやカウンセリングを主体とした人材育成を各種企業団体で行っている。育成人数は述べ5000人以上!詳しいプロフィール「高木鉄平」をクリック